遠藤航の加入は、ユルゲン・クロップにとって「三度目の正直」となるのか。

　シュツットガルトからリバプールへの移籍が秒読み段階となっている遠藤。ここ２シーズンのブンデスリーガで残留争いを強いられたチームの30歳の日本人とあってか、一部のサポーターからはリバプールの人選に対する不満の声も上がっている。

　一方で、遠藤の獲得はクロップにとって縁起が良いという声も寄せられた。ドイツ人指揮官がこれまで、２人の日本人選手を指導したシーズンでリーグタイトルを獲得してきたからだ。香川真司と南野拓実である。

　クロップは香川が活躍したドルトムントで2010－11シーズンからブンデスリーガ２連覇を達成。一方、リバプールではシーズン半ばに南野を獲得した2019-20シーズンに悲願のプレミアリーグ優勝を成し遂げた。クロップがリーグ戦で優勝したのは、この３回だけだ。

【画像】メディカルチェック完了後に目撃された遠藤

『SPORTbible』は、これらの過去を受け、一部のサポーターが遠藤加入をリバプール優勝の前兆ととらえていると報道。「ネットのファンはエンドウとの類似点を見いだし、今季も同じようになると信じている」「突如としてリーグ優勝のチャンスがあると喜んでいる」と、SNSでの反応を伝えた。

「つ・ま・り、チャンスがあるってことだな」
「ドルトムントでシンジと２回、リバプールでタキと１回...数学だ」
「クロップは日本人不在のスカッドでリーグ制覇したことがない。エンドウ、リバプールにようこそ」

　もちろん、過去３シーズンの結果が今季の出来を占うというわけではないだろう。ただ、クロップが日本人選手を指導した経験を持ち、特長を知っているのは、遠藤にとって助けとなるに違いない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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