「混乱があるかもしれないが、理に適っている」物議を醸すリバプールの“遠藤獲り”、地元メディアは支持!「失われたリーダーシップと経験を補う」

2023年08月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

「クロップが求めるユーティリティ性がある」

リバプール加入が濃厚となった遠藤。新たなチャレンジが始まる。(C)Getty Images

 驚きの補強は、リバプールの人々を納得させられるだろうか。

 8月16日、シュツットガルトの遠藤航がリバプール移籍に向かっているとの報道が世界を駆け巡った。ターゲットにしてきた選手たちを逃し、ユルゲン・クロップ監督のチームが次に狙うのが遠藤になると予想した人は少ないだろう。

 ジョーダン・ヘンダーソンやファビーニョがサウジアラビアに去ったリバプールは、モイセス・カイセドやロメオ・ラビアの獲得に動いた。だが、いずれにもチェルシーとの争奪戦に敗れたとされる。

 そんななか、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者は16日、リバプールが遠藤の獲得に動き、17日にメディカルチェックが予定されていると報じた。

 日本代表キャプテンとはいえ、イングランドで遠藤は決して「ビッグネーム」と言える存在ではないだろう。それだけに、一部のサポーターからは不満の声が上がっているという。

【動画】「頼もしすぎる」「素晴らしい活躍」など脚光!遠藤航の今季初ゴール 
 だが、リバプール専門サイト『This Is Anfield』は、「一見するとクラブがなぜこの道に向かったのか混乱があるかもしれないが、失われたリーダーシップと経験を補うということを考えれば理に適っている」と報じた。

「エンドウは現在、クラブと代表の双方でキャプテンを務めている。その積極性やエネルギー、規律から、ドイツの専門家から高く評価されている。すぐにスタメン入りする準備が整った、より若くてハイレベルな守備的MFと一緒に加入するのであれば、クラブによる賢明な動きと見ることができるだろう」

 同メディアは「30歳の彼はジェームズ・ミルナー、ファビーニョ、ヘンダーソンといった選手たちが抜けた穴を埋めるのに役立てる」と続けた。

「守備的MFもCBもこなせ、クロップが求めるクオリティであるユーティリティ性がある」

 まずは移籍が正式に決定し、南野拓実に続く2人目のリバプール日本人選手が誕生するか注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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