現地時間８月16日に開催されたUEFAスーパーカップで、チャンピオンズリーグ（CL）王者のマンチェスター・シティと、ヨーロッパリーグ（EL）王者のセビージャが、ギリシャで激突した。

　シティは開始８分、ショートコーナーからパーマーが柔らかいクロス。飛び込んだアケーが決定的なヘディングシュートを放つも、GKボノの好守に遭う。

　迎えた25分、やや押され気味のセビージャが試合を動かす。アクーニャが左サイドからクロスを送り込むと、カタール・ワールドカップでも大活躍したエン＝ネシリが相手２人に挟まれながらも、豪快にヘッドで叩き込んだ。

　追いかけるシティは34分にハーランドが倒され、ゴール前の好位置でFKを獲得。怪我のデ・ブライネに代わって中盤に入ったフォデンが左足で狙うが、壁に当ててしまう。
 

　１－０で折り返すと、50分にカウンターからエン＝ネシリにこの日２点目の決定機が到来。しかし、左足でのフィニッシュはGKエデルソンに阻まれ、追加点とはならない。

　反撃を続けるシティは、63分にロドリのピンポイントクロスから、下部組織出身の21歳パーマーがヘッドで流し込み、ついに同点に追いつく。俄然勢いに乗り、一気に逆転を目ざすが、押し込みながらネットを揺らせない。

　１－１で90分間が終了し、今年からルールが変わったため、延長戦なしでPK戦に突入。先攻のシティは全員が成功させたのに対し、後攻のセビージャは５人目がグデリが痛恨の失敗を犯した。

　この結果、シティがスーパーカップを初制覇。CL勢としては５年連続、11年で10度目の勝利となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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