「地位をお金で築いた」リバプールOBがチェルシーを痛烈批判! アダムス撤退でのカイセド獲得には「不誠実さが理解できない」

2023年08月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「アダムスは今、どんな気持ちだろうか」

リバプールを断り、チェルシーへ渡ったカイセド。(C)Getty Images

 チェルシーは今夏、ブライトンのMFモイセス・カイセドを英国史上最高額の移籍金1億1500万ポンド(約216億円)で獲得した。

 当初からブライトンに複数回のオファーを送っていたチェルシーは、提示額が低く断られていた。その後、希望額を超える1億1000万ポンド(198億円)を提示したリバプールへの加入が決定的だったなか、直前で選手本人がチェルシーを希望して移籍を拒否。クラブは再び獲得に乗り出し、合意に至った。

 リバプールのOBで元アイルランド代表のジョン・オルドリッチ氏は地元紙『Liverpool Echo』で、エクアドル代表MFがリバプールを断ったことについて「(フェルナンド・)トーレスが(リバプールからチェルシーに)移籍したときほどではないが、この選択はとても残念だった」と述べている。
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 その上でチェルシーを「今の地位をお金で築いた」と痛烈に批判した。

「彼らはお金を持っているかもしれないが、リバプールのような歴史は持っていない。我々は世界でも巨大なクラブであり、これからも存在し続ける」

 またチェルシーは、リーズのタイラー・アダムスと契約目前でメディカルチェックも受けていたが、カイセドの獲得資金を充てるため、破談にしていた。オルドリッチ氏は、その件についても「不誠実さが理解できない。アダムスは今、どんな気持ちだろうか」と憤りを感じているようだ。

 カイセドに続き、サウサンプトンのロメオ・ラビアもリバプールからのオファーを断りチェルシーへの移籍する可能性が高まっている。OBの嘆き節は止まらないだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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