「何ですぐに海外に行かなかった?」五輪戦友の疑問に前園真聖が激白! 伊東輝悦は「どうしていいか分からない」

2023年08月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「まず代理人がいなかった」

アトランタ五輪で攻撃の中心的役割を担った前園氏。(C)Getty Images

 元日本代表MFの前園真聖氏が、自身のYouTubeチャンネル『おじさんだけど、遊んでもいいですか?』に最新コンテンツを投稿。ゲスト出演した伊東輝悦(現・アスルクラロ沼津)と白井博幸氏(現・名古屋経済大サッカー部総監督)と、かつての海外移籍について語り合った。

 3人は、五輪代表で共闘。1996年のアトランタオリンピックで日本は、グループステージで、ブラジル(1-0)、ナイジェリア(0-2)、ハンガリー(3-2)と対戦。2勝1敗だったものの、得失点差で3位になり決勝トーナメント進出はならなかった。

 世界レベルを体験して海外挑戦を望んだ前園氏だったが、すぐには実現せず。翌年に横浜フリューゲルスからヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ)へ移籍した。

 白井氏に「何ですぐに海外に行かなかった?ずーっと思っていた」と質問されると、「行けなかった」と応じる。

「まず代理人がいなかった」として、「あの時に知らない日本人に5億、6億を払って連れていくチームはない」と、移籍にかかる費用が大きかった点も理由に挙げた。
【動画】前園真聖&白井博幸&伊東輝悦のスペシャルトーク!
 前園氏はスペインに行きたかったようで、「セビージャのGMが密談に来た」とのことだが、最終的には移籍に至らず。98年にブラジルのサントスに移籍したが、「あのタイミングだったと思う。あの時に行きたかった」と振り返った。

 また、前園氏に海外への願望があったかを尋ねられた伊東は、五輪後に気持ちが芽生えていたと明かす。

「ちょっとは行ってみたいなと思った。ただ、代理人とかいないし、どうしていいものか分からない」

「多分チームのフロントも、どうしていいか分からないと思う」と語る前園氏に、白井氏は「まだ、そんな時代だったね」と同調した。

 選手の海外移籍が活発に行なわれる今とは、状況がかなり違ったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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