「良い仕事をした」「かなり堅実」開幕戦途中出場の冨安健洋は上々の評価!ライバル負傷で残留は確実か「インテルのプランが難しく」

2023年08月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ビルドアップでボールを持ったときも良かった」

50分から途中出場した冨安。(C)Getty Images

 チームメイトの負傷は決して喜ばしいことではない。だが、機会が回ってくるのであれば、それを生かさなければならない立場なのも確かだ。

 8月12日のプレミアリーグ開幕戦で、冨安健洋が所属するアーセナルは、ノッティンガム・フォレストにホームで2-1と勝利した。先発した新戦力ユリエン・ティンベルの負傷退場に伴い、冨安は50分から途中出場している。

 周知のように、冨安は加入1年目のシーズン後半戦から度重なるフィジカルの問題に悩まされてきた。この間にレギュラーの座を失い、この夏はかつてプレーしたイタリアのクラブへの移籍の噂も後を絶たない。

 それだけに、出場機会を得たときはミケル・アルテタ監督の信頼をつかみたいところ。そしてこの日はチームの白星発進もあり、上々の評価を得ているようだ。

 地元メディア『football.london』は7点と高い採点で、「後半序盤に出場してから良い仕事をした。全般的にトランジションでうまく守った。ビルドアップでボールを持ったときも良かった」と称賛している。

 また、『Sportskeeda』も「負傷退場したティンベルと交代し、すべてをとてもうまく保った」とし、6.5点と高評価だった。

【動画】アーセナルのサカが開幕戦で決めた鮮烈ミドル弾!
 6点をつけた『90min』は「2点リードしている中で遠い距離から狙ったシュートが1本。だが、リードを守ることに意識をスイッチした」と、守備のパフォーマンスを評価。同じく6点の『Evening Standard』紙も「後半序盤に負傷したティンベルに代わって出場し、堅実なようだった」と伝えた。

「ケガの悪夢が続いたなかで、今季はユーティリティ性がカギとなるかもしれない」

 一方、『THE Sun』紙は5点と厳しめの評価。「ティンベル負傷の必要から出場。ボールを持ったときは彼ほどではなかった。守備ではかなり堅実なパフォーマンス」と、守備の出来を認めつつ、攻撃面が課題と見ているようだ。

 いずれにしても、前述のように移籍の噂もあるなかで、冨安には継続的なパフォーマンスが求められる。実力は申し分ないだけに、アーセナルやアルテタ監督も期待しているはずだ。

 実際、冨安への関心が報じられるインテルのイタリアの専門サイト『FC Inter News』は、「ティンベルのケガはトミヤス獲得へのインテルのプランを難しくする」と報道。故障者状況によって、アーセナルが冨安を絶対に手放さなくなる可能性を指摘している。

 ティンベルの状況はまだ不透明だが、冨安がこれから再びレギュラーの座を手にすることができるか注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

「ファーガソンならやらない」激怒したペップ、主砲ハーランドへの"公開説教"に識者が苦言!「自分が天才だと示すために...」

「ひどいマネジメント」冨安健洋の左SB起用をアーセナルサポが疑問視!「ティアニーはアルテタに何かしたのか?」

「他の選手より二歩先を行っている」別格の輝き!開幕弾の久保建英をスペイン大手紙が絶賛!"ベスト"に選出「素晴らしいゴールを決めた」

次ページ【動画】サカが開幕戦で決めた鮮烈ミドル弾!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事