ロベルト・デ・ゼルビ監督にとって、モイセス・カイセドはすでに過去の選手のようだ。

　21歳のエクアドル代表MFを巡っては、ブライトンとリバプールが英国史上最高額の１億1000万ポンド（約198億円）の移籍金で合意と伝えられたが、当初からチェルシー移籍を望んでいた選手が土壇場で拒否したと報じられている。いずれにせよ、ビッグクラブ移籍は間違いなく、ブライトン退団は確実な状況だ。

　英紙『Daily Mail』によれば、デ・ゼルビ監督は８月12日のルートン戦を前に、「モイセスのことはもう忘れた」と語った。
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「私はこのチームにいる選手たちを本当に誇りに思っている。我々は向上し続けたい。より大きなクラブは私たちの選手を買えても、魂やスピリットは買えない。

　まだ（選手が）足りない。チームを完成させる必要がある。ここに来たがっている選手が欲しい。我々はブライトンであり、昨年はリバプールと同じ、チェルシーよりも上という大きな目標を達成した。ブライトンでのプレーを誇りに思う選手が欲しい」

　イタリア人指揮官が言及した選手層はやや気がかりだが、昨季に大躍進を見せたブライトンは、昇格組とのプレミアリーグ開幕戦で、確実に勝利を収められるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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