【リオ五輪予選 速報】日本×サウジアラビア|3連勝でイラン戦へ! 大島、井手口のゴールで勝ち切る!!

2016年01月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

南野、井手口の連係から2点目。

大島が強烈なミドルシュートを決め、日本が先制した。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

  リオデジャネイロ五輪アジア最終予選を兼ねたU-23アジア選手権の日本対サウジアラビアは1月19日、カタール・ドーハのスハイム・ビン・ハマド・スタジアムで16時30分(日本時間22時30分)にキックオフされた。

【リオ五輪予選PHOTOダイジェスト】大島、井手口のゴールで3連勝! 日本 2-1 サウジアラビア
 
 すでにグループリーグ1位通過を決めている日本は、第2戦のタイ戦からスタメン10人を入れ替えて4-3-3の布陣で臨んだ。先発の11人は、GK杉本大地、DFは右から松原健、奈良竜樹、植田直通、山中亮輔。中盤はアンカーに三竿健斗が入り、インサイドハーフに大島僚太と井手口陽介を起用。3トップには、右から南野拓実、オナイウ阿道、中島翔哉が並んだ。
 
 勝点3が欲しいサウジアラビアに対して、日本は前線からの激しい守備で応戦。3トップの粘り強いチェイシングからボール奪取につなげ、チャンスを作り出していく。16分にはCKから奈良がヘッドで狙うが、わずかにゴール右に外れた。
 
 さらに24分、日本は南野が右サイドを切り崩し、自ら中に入ってシュートを放つも、ボールはサイドネットを揺らすに止まった。
 
 26分には後方からのフィードに抜け出したオナイウが最終ラインの裏を突き、シュートを放つが相手GKに阻まれた。直後のCKではCBの植田がフリーでヘディングシュート。だが、ここも相手GKの好守に阻まれた。
 
 次々と決定機を創出する日本は、30分についに先制点を奪う。中盤でボールを受けた大島が相手をひとりかわすと、ゴールまで約25メートルの地点から右足を鋭く振り抜く。強烈なミドルがゴールネットに突き刺さり、待望の先制ゴールを奪った。
 
  日本はサウジアラビアのスピードにたびたび裏を突かれ、抜け出されそうになるが、最後まで粘り強く対応。前半は無失点で凌ぎ切り、ハーフタイムに入った。

 後半、日本は前半と同じ顔ぶれでスタート。前掛かりに攻めに出るサウジアラビアに対し、ややリトリートしながらも堅い守備からの効果的なカウンターでリズムを作り出していく。
 
 そして53分には日本が追加点を奪う。右サイドでボールを受けた南野が中央へ切り込むと、中央の井手口にラストパス。これを井手口がワンタッチでゴール右に流し込んだ。
 
 2点をリードした日本だが、57分に不運な形から失点を喫する。ペナルティエリア内で植田が浮き球をクリアしたが、相手が出した足を蹴ったとしてPKを取られてしまう。これをサウジアラビアのマドゥに決められ、2-1となった。
 
 日本は66分、アンカーの三竿に代えてFWの浅野を投入。4-3-3から4-4-2にシステムを変更する。その浅野は持ち前のスピードを活かし、再三サウジ最終ラインの裏を突き前線を活性化。85分にはオナイウに代えて久保を投入して追加点を狙う。

 87分、日本は浅野が左サイドをドリブルで突破。そのまま中央に切れ込み決定的な場面を迎えたが、シュートは枠を大きく外れてしまった。

 試合は2-1のまま終盤へ。サウジアラビアは最後の反撃に出るが、日本はこれを冷静に撥ね返していく。結局、試合は2-1でタイムアップ。日本は3戦全勝としてグループリーグの戦いを終えた。
 
 日本は1月22日(金)の準々決勝でイランと対戦する。グループBは北朝鮮、サウジアラビア、タイが勝点2で並んだが、得失点差で北朝鮮が2位となり、日本とともに決勝トーナメント進出を決めた。
 
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