その振る舞いに賞賛の声が上がっている。

　開催中の女子ワールドカップで物議を醸しているのが、イングランド代表のFWローレン・ジェームズの行為だ。

　ラウンド16のナイジェリア戦で、相手DFミシェル・アロジエともつれ合って倒れた際、先に起き上がって、腰と臀部あたりを踏みつけたのだ。当然、レッドカードが出されている。

"被害者"となったアロジエは２－４で敗れたPK戦で失敗するなど、文字通り踏んだり蹴ったりだった。だが、その行動が喝采を浴びている。試合翌日の８月７日、自身の公式X（旧ツイッター）にこう綴ったのだ。

【動画】ジェームズがアロジエを踏みつける決定的瞬間

「休んでください。私たちは世界の舞台でプレーしています。この試合は情熱、乗り越えられない感情、瞬間の一部だった。ローレン・ジェームズに敬意を表します」

　この投稿には「なんて素晴らしい人間性だ！」「優れた選手だ」「品格のある振る舞いだ」「君を誇りに思う」「スーパースターだ」「あなたに敬意を表します」「トッププレーヤーの心構え」「尊敬しかない」といった声が世界中から寄せられている。

　また、ジェームズ自身もこの投稿を引用し、「愛とリスペクトを込めて。あなたに起こったことを残念に思う。そして、イングランドのファンとチームメイト、あなたたちと一緒に、そしてあなたたちのためにプレーするのは私の最大の名誉であり、自分の経験から学ぶことを約束します」と反応。ふたりの間にはわだかまりが一切ないようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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