やはりノルウェーより手強い? なでしこ清水梨紗はスウェーデンにどう立ち向かうか「背の高さやセットプレーの強さ、それにプラスして...」

2023年08月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「自分たちがどう守備をハメていくか」

右サイドで躍動する清水。攻守両面で絶大な存在感を放つ。(C)Getty Images

 2年前の東京五輪。なでしこジャパンは準々決勝でスウェーデンに1-3で敗戦。メダル獲得への道が閉ざされた。

 当時の悔しさを噛みしめつつ、清水梨紗は「自分たちのチームも変わっていますし、相手のチームも変わっている。あまりそこに引っ張られ過ぎずに、チャレンジャーとして向かっていきたい」と気合を入れる。

 今夏の女子ワールドカップで、日本はベスト4進出をかけて、8月11日にスウェーデンと相まみえる。9日の練習後、清水は「コンディションも上がっている。トレーニングの内容も多くできている部分はある」と語る。

 スウェーデンの印象はどうか。

「ノルウェーと、背の高さだったり、セットプレーの強さは同じくあって。それにプラスして、足もとの技術が高い選手もいますし、攻撃のバリエーションもすごく多いんじゃないかなと、映像を見ていて思う。そこに向けて、自分たちがどう守備をハメていくか」

 クロス対応など、シミュレーションも進めている。

「自分たちのサイド(右)は、けっこう中に入ってくる選手が多くて、サイドバックが高い位置を取ってくる状況が多く見られると思うんですけど、そのぶん、自分の周りに人は多く感じるのかなっていうのはあって。

 そこで自分が出ていくのか、スライドするのかは、すごく重要になってくると思います。本当に、上げさせないために、自分がどういう対応をしていくのか」
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 前に出てくるSBは警戒しなければならないが、逆に考えれば、そこが狙い目にもなる。

「今、カウンターがチームの武器になっていますし、サイドバックが高いところに取ってくると、そこのスペースはもちろん空いてくると思うので」

 攻守両面でタフに、アグレッシブに、クレバーに戦う背番号2の活躍に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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