「クロスが得意な国に対して...」スウェーデン戦に向け、なでしこ守護神が周到な準備。“5バック”のメリットは?

2023年08月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

2年前は1-3で敗戦

堅実なセービングと的確なコーチングに定評のあるGK山下。ハイボールの処理も安定している。(C)Getty Images

 警戒すべき"高さ"にどう対処するか。

 女子ワールドカップで、なでしこジャパンはベスト8に進出。4強入りをかけてスウェーデンと相まみえる。

 2年前の東京五輪でも、北欧の強豪国と準々決勝で対戦。1-3で敗れている。長谷川唯は「オリンピックの時もやられたのがクロスからが多かった」と振り返る。

 当時の日本は4バックだが、現在は3バックを採用。守備時には両ウイングバックが低い位置を取り、最終ラインは5枚に。この利点をGKの山下杏也加は次のように語る。
【PHOTO】長谷川唯のダブルピース、猶本光の決めカット、熊谷紗希のキラキラネイル...なでしこジャパンFIFA公式ポートレートギャラリー
「クロスが得意な国に対して、フォーでは高さでは勝てない。ファイブは、高さよりは、良いポジションに立って、プレッシャーをかけてっていう。ゴール前に人数をかけられるのが5バックのメリット」

 守護神が意識するのはコーチングだ。角を取られないように、背中を取られないように。相手が良い状態でエアバトルに持ち込ませないようにする。

 日本はここまでの4試合で、失点はわずかに1。持ち前の守備力を武器に、まずはゼロで抑えて勝機を見出す。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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