「気に入らない。この上ない失望」インテル元会長が“裏切り”のルカクを痛烈非難!「いないほうがマシだ」

2023年08月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「このような振る舞いをするものではない」

ルカクの行動にインテルの元会長が憤慨した。(C)Getty Images

 計り知れない愛情を注いできただけに、裏切りとも取れる行為が許せないのも不思議ではない。

 元インテル会長のマッシモ・モラッティが、去就を巡って騒がれているチェルシーのロメル・ルカクを痛烈に非難した。その振る舞いに失望したと話している。

 2019年から2年にわたってインテルでエースとして活躍し、スクデット獲得に貢献したルカクは、2021年夏にインテルへの愛情を強調しながら、直後にチェルシーへと移籍。だが、ロンドンでは活躍できず、わずか半年でインテル復帰を望んだ。

 これを受け、インテルは昨季、レンタルでルカクを再獲得。さらにこの夏、買い取りに向けてチェルシーと交渉を重ねた。ルカクが完全移籍を望んでいたからとされる。

 ところが、チェルシーとの交渉がようやくまとった段階で、選手や代理人が一時音信不通に。イタリアメディアによると、ルカクはその間にインテルの宿敵であるユベントスやミランとコンタクトを取り、移籍の道を模索していたという。

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 直近の報道では、ルカクの弁護士は3月の時点でユベントスとコンタクトを取り、チャンピオンズリーグ決勝後に合意に至ったとも言われる。そのため、契約下での接触が規約に違反していると、インテルが訴える可能性まで報じられているところだ(『Gazzetta dello Sport』紙によると、ユベントスは最初の接触が7月だったと否定)。

 いずれにしても、結果的に無意味な交渉を長期にわたってチェルシーと続けてきたインテルは激怒。ルカク獲得から手を引いた。当然、関係者やサポーターの怒りは言うまでもない。かつて盟友と言われたラウタロ・マルティネスも、ルカクの振る舞いに落胆したと話している。

 親子2代にわたってインテルのオーナーを務めたモラッティ家も同様だ。Gazzetta dello Sport紙によれば、マッシモ・モラッティは『Notizie.com』で、「エディン・ジェコのような素晴らしいCFが去り、その穴埋めは簡単じゃない。ルカク? ああ、彼もいたね。あえて名を出さなかったんだ」と述べた。

「インテルの全サポーターと同じで私も気に入らなかった。彼の姿勢にはこの上なく失望している。こういう人間はインテルにいないほうがマシだ。このような振る舞いをするものではない」

「大事なのは、誰に対してしたのかではない。私がオーナーだったときにこんな振る舞いをした者はいなかったが、大事なのはそういうことではない。こんなやり方をするもんじゃないというだけだ」

 報道によると、チェルシーの構想外となっているルカクは、サウジアラビアからのオファーを受け入れず、ユベントス加入を目指している様子。ドゥシャン・ヴラホビッチとの"トレード"は成立するのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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