【千葉/新体制】スローガンは「REVOLUTION NEXT25」。創設25周年を迎え、次の25年へ向けてスタート

2016年01月18日 加茂郁実

「新たな19名の志の高いプレーヤーとともに、新生千葉としてスタートします」(関塚隆監督)

大幅にメンバーを入れ替えた千葉。計19名を迎えてリスタートする。写真:加茂郁実

 1月17日、フクダ電子アリーナで千葉の「2016キックオフフェスタ」が開催された。昨シーズンまでは新体制発表記者会見として行なわれていたが、2016シーズンはファン感謝デーと新体制発表が融合した形で、チーム同様、新たなスタートとなった。
 
 今年の千葉は、19名の新加入選手を迎え、大幅にメンバーが入れ替わった。昨年の開幕戦のスターティングメンバーで残ったのは佐藤勇人と井出遥也のみ。その理由について、高橋悠太ゼネラルマネージャーは次のように語った。
 
「ジェフでやりたいという強い意志を持つ選手を積極的に集めた。その結果、大幅な入れ替えになりましたが、このメンバーで戦っていきたい」
 
 さらに、関塚隆監督が望む、攻守においてしっかりとアグレッシブに戦える、対人、1対1で戦え、走ることを嫌がらない選手を獲得した。
 
「高橋悠太新ゼネラルマネージャーの下、新たな19名の志の高いプレーヤーとともに、新生千葉としてスタートします」(関塚隆監督)
 
 会見の様子を見ても、個性あふれる選手たちが集まり、どの選手も堂々とサポーターの前で自分をアピールした。ここから大きな化学変化が起こるのは間違いない。
 
 高橋GMが掲げた得点力アップにはFWエウトンの活躍は欠かせない。
 
「日本でプレーすることが夢だった。ブラジルで一緒にプレーした選手も日本は素晴らしいと言っていた。ポストプレーなどの役割をしっかりと果たし、チームのために戦いたい」(エウトン)
 
 そして、期限付き移籍ながら背番号10番をつける長澤和輝は、「攻撃的な選手なので、得点に絡むプレーをどんどん出していきたい。得点力にも自信があるので、アシスト、ゴールという結果をしっかりと出していきたい」。
 
 注目は柏から加入した近藤直也。経験豊富で、J2の難しさも理解している。
「言葉でいうのは簡単だけど、いろいろと難しい部分はある。それをしっかりとチームとして乗り越えていきながら、J1昇格を果たしていきたい」(近藤)
 
 この日、発表された新シーズンスローガンは「REVOLUTION NEXT25」。改革への意識の強さが伺えるとともに、クラブ創設25周年を迎え、次の25年へ向けてのスタートとも言えるだろう。
 

取材・文:加茂郁実(フリーライター)
 
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