オーストラリア＆ニュージーランドで開催中の女子ワールドカップで、８強に駒を進めたなでしこジャパンの次戦の対戦相手がスウェーデンに決定した。

　日本は８月５日に行なわれたラウンド16でノルウェーと対戦。３－１で勝利し、準々決勝へ進出。翌６日のアメリカ対スウェーデンは、０－０で突入したPK戦の末、５－４で後者が勝利を収めた。

　現在はスウェーデンのハンマルビーIFに所属する浜野まいかは、「やっぱり、アメリカだったら個の力が凄いとか、スペインだったら技術があるとか言われますが、スウェーデンだったら、一人ひとりのフィジカルが土台としてあって、そのうえで戦術理解も高い良いチーム」と対戦相手について語った。
 

　ニュージーランド入り後に左肩を負傷した浜野は、その後は別メニューが続いていたが、グループステージ終了後には全体練習にも合流。先日のノルウェー戦では後半アディショナルタイムにピッチサイドで交代出場を準備していたものの、投入されることなく、試合終了のホイッスルを迎えた。

　そんな19歳のアタッカーは、「試合に慣れようと言われていましたが、結局は出れずに終わってしまいました。でも、自分は気持ちのなかでは出ていました」と準備万端。

　ラウンド16で３万3042人の大観衆の前でお披露目とはならなかったが、「次（スウェーデン戦）はもっとお客さんが来てくれると思うので、そこで自分が良いプレーを見せるだけ」と意気込んだ。

　日本は８月11日の準々決勝でスウェーデンと対戦。日本時間16時30分キックオフの試合で４強入りを目ざす。

取材・文●渡邊裕樹（サッカーダイジェスト特派）

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