日本と対戦したザンビア女子代表の監督が大会中にまさかの“悪質セクハラ行為”で告発! FIFAが本格調査に乗り出す

2023年08月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

W杯で歴史的初勝利を飾ったその2日前に…

ムワペ監督(写真)のセクハラは常態化していたのか。スキャンダルは今回に一件にとどまらない気配だ。(C)Getty Images

 女子ワールドカップの期間中にありえないスキャンダルが浮上した。

 現地8月3日、英紙『The Guardian』や米ネットワーク『ESPN』が報じたのは、オーストラリア&ニュージーランド共催の同大会に出場しているザンビア女子代表チームで、セクハラ疑惑が巻き起こったというのだ。告発されたのはほかでもない、チームを率いるブルース・ムワペ監督そのひとだ。
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 グループステージ最終戦のコスタリカ戦を2日後に控えた7月28日、トレーニング中にムワペ監督が選手の胸に手を触れていたと、複数のチームメイトや関係者たちが証言。本来であればザンビア・サッカー協会がすぐさまFIFA(国際サッカー連盟)に報告すべき事件だったが、大事な試合前にチームに与える影響を考慮して、コスタリカ戦終了後の告発に至ったという。

 2018年から指揮を執るムワペ監督。『The Guardian』紙は以前から同監督が選手たちに対して性行為を強要していたとも伝えており、事態はどうやら今回の一件だけではすみそうにない。昨年9月にもザンビア協会はFIFAに性的虐待疑惑の調査を依頼したが、その際も対象者はムワペ監督だったようだ。いったいどういうことなのか、闇の深さが垣間見える。

『ESPN』の問い合わせに対してFIFAは「ザンビア女子代表に関連した告発を受理している。深刻に受け止めており、現在調査中だ」と回答している。
 
 ザンビアは今回がワールドカップ初出場。グループステージ初戦で日本に0-5の大敗を喫し、続くスペイン戦も0-5と厳しい現実を突きつけられたが、第3戦のコスタリカ戦を3-1でモノにして歴史的な初勝利を飾った。

 国を挙げての大フィーバーを巻き起こしたわけだが、指揮官のあるまじき行為が明るみとなり、暗い影を落としてしまった格好だ。過去の疑惑を含めて事実だと認定されれば、厳罰は免れないだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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