新たな挑戦が正式に決まった。同胞がいるのは心強いだろう。

　ハーツは８月３日、田川亨介の加入を発表した。先日、FC東京から移籍が発表されたのを受け、ハーツが正式に成立していないと声明が出されたが、最終的に３年契約に至った。

　小田裕太郎に続く２人目の日本人選手加入に、フランキー・マカボイ監督はクラブ公式サイトで「しばらく前からフォワードを狙っていたので、キョウスケの加入はうれしい」と述べている。

「彼は日本とポルトガル、代表でゴールを決めてきた。ハーツでも同じようにできると信じている。ユウタロウがいることで、彼が早く馴染む助けになることは確かだ。彼が力を十二分に発揮し、すぐに活躍できるように望んでいる」

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　一方、田川は「ハーツに加入できてとてもうれしいです。良い最初の数日を過ごせました。スタジアムを見ましたが、本当に素晴らしいです。ハーツのファンの情熱についてはすべて聞いています。スタートして試合に出るのが楽しみです」と喜んだ。

「最初にハーツの関心を聞いたのは数週間前でした。まず、クラブが自分を望んでくれるのを聞けるのは常に素晴らしいことです。でも、ハーツのようにファンタスティックな歴史を持つビッグクラブだと知ってなおさらでした」

　小田の存在については、「もちろん、日本人選手がいるのは良かったです」と話している。

「ピッチの上だけでなく、ピッチ外でも、たくさんアドバイスしてもらいたいです。裕太郎と一緒に日本人選手の壁を壊していきたいです」

「気分は良いです。ハーツに来るまでにトレーニングをしてきました。スタートし、スコットランドサッカーを経験するのが待ち遠しいです」

　昨季最終戦で初ゴールを決めた小田と、新天地で飛躍を目指す田川。セルティックの日本人選手たちのように、スコットランドサッカー界を沸かせる存在になることを期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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