「黄金世代と呼ばれるのはうんざり」窮地の韓国女子、重鎮MFが世代交代の遅れに苦言!「良い選手を探すのが難しい」

2023年08月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「小学校のチームも消えている」

長らく韓国女子代表を支えてきたチョ・ソヒョン。(C)Getty Images

 オーストラリアとニュージーランドで開催されている女子ワールドカップで、韓国代表が窮地に陥っている。

 グループHの韓国は、初戦でコロンビアに0-2で敗れると、格下のモロッコにも0-1で敗北。最終節で強豪のドイツに5点差以上で勝たないと敗退となる状況に追い込まれた。

 そんななか、35歳の重鎮MFチョ・ソヒョンは、世代交代の遅れに言及。問題点を指摘した。韓国メディア『聯合ニュース』が伝えている。

 かつてINAC神戸レオネッサでもプレーしたチョ・ソヒョンは、「2015、2019年ワールドカップの時も、私たちを黄金世代と呼んだ。そう呼ばれるのはうんざり」と本音を明かした。

「押し出せる若い選手がもっとたくさんいたら、互いに競争することができただろうけど、それができなかったので、監督がこのように(ベテランを)選ぶしかなかったんだと思う」

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 トッテナムでプレーするMFは、「既存の選手と新しい顔が競争しながら互いに成長できればいいけど、今より良い選手を探すのは難しいようだ。女子サッカーのインフラも、選手も減っている」と打ち明けている。

「小学校のチームも消えている。新しい選手を発掘する条件が悪くなり、既存の選手たちが努力している。成績を出せなかったけど、私たちも現在の環境で最善を尽くしてきた」

 チョ・ソヒョンは「2015年ワールドカップのベスト16進出で成績を出した時、セミプロ選手の規模が1700人程度だったようだが、さらに減った。これが現実だ」と指摘している。

「選手たちが望むのは、成績を出して次の世代が現れる余裕を与えること。まだ火種は残っている。これを次の世代に伝えるのが、私たちのやるべきことだ」

 決勝トーナメント進出は極めて難しい状況ながら、韓国は3ドイツを相手に"火種を残す"パフォーマンスを見せられるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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