女子ワールドカップに参戦中のなでしこジャパンFW千葉玲海菜が、後輩たちの活躍を受けて、決意を新たにした。

　全国高校総体（インターハイ）は７月30日、北海道帯広市でサッカー女子の決勝を行ない、藤枝順心が３－０で聖和学園を下し、2016年以来７年ぶり２度目の優勝を飾った。

　千葉は藤枝順心出身で、16年の優勝メンバーのひとり。「しっかり結果は追っていました。後輩たちも頑張っている。自分もこういう場に立てるので、活躍して後輩たちに目標とされるような選手になりたい」とコメント。

　藤枝順心は準決勝で星槎国際湘南と対戦。１－２で迎えた終盤に追いつき、PK戦（４－２）で勝利を収めた。星槎国際湘南のOGで、なでしこジャパンのチームメイトである宮澤ひなたと「ふたりでどっちが勝つかなと話もしていました」と明かす。
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　千葉は昨年６月の欧州遠征でA代表初招集を受け、７月のE-１選手権にも出場したが、９月に右膝前十字靱帯を損傷し、今年５月に実戦復帰。今年の代表活動には参加できていなかったが、W杯のメンバーに選出され、今大会のグループステージ初戦のザンビア戦（５－０）で90＋３分から登場し、世界デビューを果たした。

「地元の少年団だったり、大学時代に教えていた子たちも今でも応援してくれますし、サッカーをやっている女の子たち、特に（自身の出身地）福島はなかなかいない。女子サッカーがもっと盛り上がれるように、活躍して広めていけたら」

　千葉は、後輩たちに雄姿を見せられるか。日本は８月５日にラウンド16でノルウェーと対戦する。

取材・文●渡邊裕樹（サッカーダイジェスト特派）

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