グループステージでの圧倒的なパフォーマンスを考えれば、優勝候補に挙げられるのも当然だ。

　オーストラリアとニュージーランドで開催中の女子ワールドカップ（W杯）で、池田太監督率いる日本代表（なでしこジャパン）は、グループCの首位で決勝トーナメントに駒を進めた。

　初戦でザンビアに５－０と快勝し、続くコスタリカ戦も２－０と制した日本は、グループステージ最終節でスペインと対戦。強豪を相手に前半だけで３ゴールを奪う見事な勝利で３連勝を飾っている。

　大会最多の11得点に加え、３試合連続でクリーンシートを達成と、見事なパフォーマンスでグループステージを終えた日本は、ラウンド16でグループAを２位通過したノルウェーと対戦だ。

　元女子アメリカ代表のレスリー・オズボーンは、米スポーツチャンネル『FOX Sports』の『The World Cup NOW』で、日本は優勝候補なのか問われると、「そうと言える」と答えた。

「技術的・戦術的な観点から、彼女たちはスペインを圧倒した。規律ある守備で、極めて組織的だった。とにかくスペインを圧倒し、完全にフラストレーションを感じさせた。スペインを圧倒し、絶好調。だから、今の彼女たちはピークにある。決勝トーナメントに向けてこういうサッカーをしたいもの」

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　また、アメリカの女子チームで指揮を執ってきたフレーヤ・クームも、「戦術的な柔軟性がある。普段のポゼッションスタイルから変えたけど、退いてトランジションを狙えるところを見られた。それが本当に新鮮でフィットしていたと思う。あれだけローテーションしていたことで可能だった」と、なでしこジャパンを称賛している。

「とにかく彼女たちは良かった。ボールに向かうのが速かったし、あれだけローテーションをして、全員がそれぞれの役割をこなし、調子を崩すことがないのだから、真の優勝候補だ」

　準優勝した2015年以来のファイナル進出、そして2011年以来の優勝に期待感が増していくなでしこジャパン。まずは、５日に行われるノルウェー戦で２大会ぶりのベスト８進出を果たしたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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