「最後は気持ちで押し込みました」
準決勝で2得点。非凡な決定力でチームの決勝進出に貢献した。写真:松尾祐希
183センチの恵まれた体格に、パワフルな左足のショット。機動力もあり、ゴール前での落ち着きも光る。大一番で強烈な個性を示し、世代別代表歴を持つストライカーは、今秋のU-17ワールドカップのメンバー入りに向けてアピールに成功した。
7月31日に行なわれた第47回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会の準決勝。味の素フィールド西が丘を舞台に繰り広げられたセミファイナルの第1試合で、FC東京U-18は清水ユースと対戦。前半に1点を先行されたが、後半に4点を決め逆転勝利で決勝進出を決めた。
ビハインドを背負った前半、FC東京は攻撃のリズムを掴めず、噛み合わないプレーが散見。選手の距離感が合えばチャンスになる場面もあったが、もどかしい内容でハーフタイムを迎えた。
後半にチームは前半の課題を修正。一気に流れを掴むと、圧巻のゴールラッシュを決め込んだ。そのなかで主役になったのが、ストライカーの山口太陽(2年)だ。4-2-3-1の最前線で先発起用された有望株は後半開始からギアを上げると、同点に追いついて迎えた後半13分だ。
MF佐藤龍之介(2年)が左サイドから持ち込んで、右足でシュートを放つ。GK大石息楓(1年)が弾くと、こぼれ球に山口が詰めて逆転に成功した。
この一撃でさらに攻勢を強めると、20分にも決定機をモノにする。前線から複数人でプレスをかけてボールを奪うと、即座に攻撃に移行してラストパスが山口に渡る。
7月31日に行なわれた第47回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会の準決勝。味の素フィールド西が丘を舞台に繰り広げられたセミファイナルの第1試合で、FC東京U-18は清水ユースと対戦。前半に1点を先行されたが、後半に4点を決め逆転勝利で決勝進出を決めた。
ビハインドを背負った前半、FC東京は攻撃のリズムを掴めず、噛み合わないプレーが散見。選手の距離感が合えばチャンスになる場面もあったが、もどかしい内容でハーフタイムを迎えた。
後半にチームは前半の課題を修正。一気に流れを掴むと、圧巻のゴールラッシュを決め込んだ。そのなかで主役になったのが、ストライカーの山口太陽(2年)だ。4-2-3-1の最前線で先発起用された有望株は後半開始からギアを上げると、同点に追いついて迎えた後半13分だ。
MF佐藤龍之介(2年)が左サイドから持ち込んで、右足でシュートを放つ。GK大石息楓(1年)が弾くと、こぼれ球に山口が詰めて逆転に成功した。
この一撃でさらに攻勢を強めると、20分にも決定機をモノにする。前線から複数人でプレスをかけてボールを奪うと、即座に攻撃に移行してラストパスが山口に渡る。
「相手を上手く一人かわせた。左足は自分の特長。なので、上手くシュートを打てる位置にボールを持っていけた。最後は気持ちで押し込みました。相手GKに当たって、ちょっと怖かったですけど」
得意な形に持ち込むと、最後は自慢の左足でシュートを決めた。
ラウンド16の川崎U-18戦に続く、1試合・2発。怪我明けで徐々にコンディションを上げてきた点取り屋が結果を残し、チームだけではなく、U-17代表復帰に向けて大きなアピールをした。
山口はFC東京U-15時代から将来を嘱望されてきたプレーヤーだ。U-18昇格後も1年次からU-18高円宮杯プレミアリーグEASTを経験し、迎えた今季はU-17日本代表候補にも選出。リーグ戦でも8戦6発と好調を維持しており、周囲からの期待値も高まっていた。
しかし、5月27日に行なわれたプレミアリーグEASTの8節・前橋育英戦で左の鎖骨を骨折。リハビリを余儀なくされ、目ざしていた6月のU-17アジアカップも棒に振った。
【PHOTO】安部柊斗選手のラストゲームを全力で応援したFC東京サポーター
得意な形に持ち込むと、最後は自慢の左足でシュートを決めた。
ラウンド16の川崎U-18戦に続く、1試合・2発。怪我明けで徐々にコンディションを上げてきた点取り屋が結果を残し、チームだけではなく、U-17代表復帰に向けて大きなアピールをした。
山口はFC東京U-15時代から将来を嘱望されてきたプレーヤーだ。U-18昇格後も1年次からU-18高円宮杯プレミアリーグEASTを経験し、迎えた今季はU-17日本代表候補にも選出。リーグ戦でも8戦6発と好調を維持しており、周囲からの期待値も高まっていた。
しかし、5月27日に行なわれたプレミアリーグEASTの8節・前橋育英戦で左の鎖骨を骨折。リハビリを余儀なくされ、目ざしていた6月のU-17アジアカップも棒に振った。
【PHOTO】安部柊斗選手のラストゲームを全力で応援したFC東京サポーター