川崎が国立競技場でドイツ王者のバイエルンに挑んだ一戦、０－１で試合には敗れたが、チャンスも作り、さらにピッチ外でも"川崎らしさ"を見せた。

　試合前、コイントスの際に、川崎のキャプテンである橘田健人が、バイエルンのキャプテン、ヨシュア・キミッヒにエンブレムとともに手渡したのが、"フロ"と"風呂"をかけて、川崎では様々な場所で登場する風呂桶である。

　これにはキミッヒも笑顔を見せ、試合前には和やかなムードが広がった。
 

　また、マスコットたちに目を移せば、いつもは白と青のカラーであるカブレラが、この日はドイツカラーに。リーグ優勝時には黄金になったり、姿を変えるカブレラは、多くの人の注目の的となっていた。

　ドイツ王者との試合は貴重な経験になったはずだが、川崎の真骨頂と言える、ピッチ外の演出もさすがだったと言えるだろう。

取材・文●本田健介（サッカーダイジェスト編集部）

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