アル・ナスルは７月27日に、ヤンマースタジアム長居でインテルと対戦。ジャパンツアー２戦目を１－１のドローで終えた。

　注目のクリスティアーノ・ロナウドは、スコアレスドローだった２日前のパリ・サンジェルマン戦に続いて、４－３－３のCFで先発出場。得意のシザースを連発し、22分には自ら持ち込んでミドルシュートを放つなど、会場を沸かせた。

　もちろん全盛期のようなスピードはないし、衰えたという指摘も少なくない。それでも、この日のパフォーマンスには満足したファンが少なくなかったようだ。

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　会場を訪れたファンに話を聞くと、「別格だと思う」「やっぱり上手い」「１本エグいシュートがあって盛り上がった」「テクニックでファンを沸かせてくれた」「よく走ってたと思う」「やっぱり華があった」「ボールを持った時の歓声がすごい」「パリ・サンジェルマン戦より気合が入っていた」とポジティブな声が上がった。

　ただ、２万円のチケットを購入したという高校生は、「キレキレだったけど、後半は出なかったし、ベンチにもいなかったから『は？』みたいな感じ。後半は微妙だった」とやや不満げな様子。兵庫から来たという学生も「正直、ロナウドはもう少し見たかったですね」とこぼしていた。

　ただ、38歳にして、最も注目を集める存在だったのは間違いない。

取材・文●江國 森（サッカーダイジェストWeb編集部）

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