チャンスシーンの陰に清水のスプリントがあった
2戦続けて先発した清水。豊富な運動量でたびたび攻撃参加を見せていた。(C)Getty Images
【女子ワールドカップ・グループステージ第2節】日本 2-0 コスタリカ/7月26日/Dunedin Stadium
なでしこジャパンは7月26日、女子ワールドカップのグループC第2戦でコスタリカと対戦し、猶本光、藤野あおばのゴールで2-0で勝利を収めた。
初戦のザンビア戦(5-0)に続き、クリーンシートで2連勝。好調の要因のひとつがウイングバックの攻撃参加だ。
コスタリカ戦前半では、3-4-2-1の右ウイングバックに入った清水梨紗が再三に渡って高い位置を取ってチャンスに絡む。15分に左サイドから放った猶本のシュートのこぼれ球に詰めれば、27分の藤野の得点シーンでは大外から猛烈なスプリントでゴール前に入るなど、チャンスシーンの陰には2番のスプリントがあった。
そんな清水は、「良い形で前にボールが入ることが多かったので、自分がいける距離だった。ビルドアップに入っているとなかなかゴール前に入っていくことが出来ないですが、(コスタリカ戦では)3バックから上手くインサイドに配球できていた。タナピー(田中美南)のところにも上手く付けてくれていたので、すごく自分が行きやすかった」と振り返る。
【厳選ショット】猶本、藤野のゴールでグループステージ2連勝!|W杯GS第2戦 日本女子2-0コスタリカ女子
なでしこジャパンは7月26日、女子ワールドカップのグループC第2戦でコスタリカと対戦し、猶本光、藤野あおばのゴールで2-0で勝利を収めた。
初戦のザンビア戦(5-0)に続き、クリーンシートで2連勝。好調の要因のひとつがウイングバックの攻撃参加だ。
コスタリカ戦前半では、3-4-2-1の右ウイングバックに入った清水梨紗が再三に渡って高い位置を取ってチャンスに絡む。15分に左サイドから放った猶本のシュートのこぼれ球に詰めれば、27分の藤野の得点シーンでは大外から猛烈なスプリントでゴール前に入るなど、チャンスシーンの陰には2番のスプリントがあった。
そんな清水は、「良い形で前にボールが入ることが多かったので、自分がいける距離だった。ビルドアップに入っているとなかなかゴール前に入っていくことが出来ないですが、(コスタリカ戦では)3バックから上手くインサイドに配球できていた。タナピー(田中美南)のところにも上手く付けてくれていたので、すごく自分が行きやすかった」と振り返る。
【厳選ショット】猶本、藤野のゴールでグループステージ2連勝!|W杯GS第2戦 日本女子2-0コスタリカ女子
池田太監督就任後、昨年7月のE-1選手権あたりから本格的に導入した3-4-2-1システムでは、ウイングバックの攻撃参加は不可欠。2シャドーが動いたスペースへサイドからの押し上げが無ければ、1トップが孤立してしまい、攻撃が単発に終わってしまう。
4バックのSBが主戦場だった清水は、「サイドバックの時以上に、自分が得点を奪うことは意識していた」という。
しかし、コスタリカ戦後半は攻撃参加をやや自重していたようにも映った。
「感覚的にですが、相手にこちらサイドを閉められていた。自分が受けるところには相手がいたり、そういうことを感じていた。ゴール前に入ることは意識していましたけど、左がいけるなら行ってくれという感じでもあった。バランスを考えながらやっていました」(清水)
一方で、前半はやや大人しかった左の杉田妃和が後半には高い位置をとり攻撃の起点になるなど、相手を見ながらバランスを取ってサイドの選手が攻撃の厚みをもたらしていた。
なでしこジャパンは7月31日の次戦、勝点で並びC組首位のスペインと対戦する。コスタリカ戦のように、清水がゴール前へ入って行く形を作れるか。
取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト特派)
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4バックのSBが主戦場だった清水は、「サイドバックの時以上に、自分が得点を奪うことは意識していた」という。
しかし、コスタリカ戦後半は攻撃参加をやや自重していたようにも映った。
「感覚的にですが、相手にこちらサイドを閉められていた。自分が受けるところには相手がいたり、そういうことを感じていた。ゴール前に入ることは意識していましたけど、左がいけるなら行ってくれという感じでもあった。バランスを考えながらやっていました」(清水)
一方で、前半はやや大人しかった左の杉田妃和が後半には高い位置をとり攻撃の起点になるなど、相手を見ながらバランスを取ってサイドの選手が攻撃の厚みをもたらしていた。
なでしこジャパンは7月31日の次戦、勝点で並びC組首位のスペインと対戦する。コスタリカ戦のように、清水がゴール前へ入って行く形を作れるか。
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