昨冬にクリスティアーノ・ロナウドがサウジアラビアへ活躍の場へ移したのに続き、今夏にリオネル・メッシがアメリカへ渡った。

　長らくトップ・オブ・トップの座に君臨してきた２大スターが去った欧州のサッカーシーンを牽引する存在として期待されるのが、キリアン・エムバペ（パリ・サンジェルマン）とアーリング・ハーランド（マンチェスター・シティ）だろう。

　この２人の怪物はどちらが凄いと思うか。７月23日のマンチェスター・シティ対横浜Ｆ・マリノス（５－３）、25日のパリSG対アル・ナスル（０－０）の試合前に、会場となった国立競技場とヤンマースタジアム長居の周辺で訊いてみた。

　公平を期すために、シティとパリSGのグッズを身に付けているファンは対象外とし、横浜やアル・ナスルのユニホームを着用している方、または中立と思われるファンに声を掛けた。

【PHOTO】ヤンマースタジアム長居でのパリSG対アル・ナスルに駆け付けたファン・サポーターを特集！

　その結果、40人に訊いて、ハーランドが16人、エムバペが24人という結果になった。

　ハーランド派は「決定力がエグい」「デカい、速い、シュートが上手い」「プレミアリーグの方がリーグ・アンよりレベルが高い」「ニュースを見てもエムバペより活躍している感じがする」「チャンピオンズリーグを獲ったシティのエースだから」といった意見が上がった。

　一方、エムバペ派は「個で突破できる」「ハーランドよりやれることが多い」「独りでやれちゃう」「ハーランドはデ・ブライネがいないとダメ」「シティファンだけど、個の能力ならエムバペが上」「エムバペがプレミアに行ったら40点は取れる」などの声があった。

　もちろん、意見は千差万別で正解はない。ただ、答えてくれた方々の楽しそうな表情が印象的だった。

取材・文●江國 森（サッカーダイジェストWeb編集部）

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