「旅は目的地より素晴らしい!」なでしこJ最年少トリオ、石川、藤野、浜野がニュージーランドで見つけた“絆”【女子W杯】

2023年07月24日 渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

3人は昨年のUー20女子ワールドカップ準優勝メンバー

一時は別メニュー調整となっていたが、ザンビア戦でフル出場を果たした石川。(C)SOCCER DIGEST

 現在開催中のオーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップを戦うなでしこジャパンは7月22日にグループステージ初戦でザンビアと対戦し、5-0の白星発進。前日にコスタリカを3-0で下したスペインと勝点で並び、得失点差でC組の首位に立った。

 試合会場のハミルトンから大会期間中のベースキャンプ地クライストチャーチに戻ったなでしこジャパンは、7月24日にトレーニングを行なった。

 ザンビア戦で3-4-2-1の右CBでフル出場した石川璃音は、「今までと違って移動もありますが、今は疲れも出ていません。見えないところで疲労もたまっているかもしれないので、そこは自分の身体と向き合っていきたい」とコメントした。

 取材に受け答えする石川の首元には、ザンビア戦直前まではなかったペンダントが。「1試合目の前に、クライストチャーチの街中を散策している時に、浜野まいかと藤野あおばの3人でお揃いで買った」という。
 
 3人は、今大会の招集メンバーで最年少。昨年のU-20女子ワールドカップで準優勝に輝いたメンバーでもある。

 亀のモチーフのペンダントトップには意味も込められているという。

「お店で英語で『旅は目的地より素晴らしい』と書いてありました」

 12年ぶりの世界一を目ざすなでしこジャパンにとって、目的地は決勝が行なわれるシドニーのスタジアム・オーストラリアだ。しかし、若手3人にとっては、先輩たちと大舞台に挑むプロセスこそが素晴らしい経験なのかもしれない。

「若いからこそできることは沢山あると思うので、そこでチームにプラスになることをできれば。3人で頑張りたいです」

 日本は25日に再び移動し、26日にダニーデンでコスタリカと対戦する。連勝を飾り、31日のスペイン戦を前に、グループステージ突破を決められるか。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト特派)

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