【リオ五輪予選】司令塔・大島僚太が北朝鮮戦を前に守備意識を強調。相手エース不在も「誰が出てきても対応は変わらない」

2016年01月13日 本田健介(サッカーダイジェスト)

意識するのは試合の流れを読むこと。

「チームの方向性をはっきりさせるのが自分の役割」と話す大島。大柄な選手への対応も、「自分たちで判断していかなければいけない」と臨機応変なプレーを意識している。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

「特に緊張はしていないです」
 
 五輪最終予選の初戦・北朝鮮戦の前日練習を終えた大島はいつもと変わらない飄々とした表情で心境を語った。
 
 常に冷静沈着で、チームをコントロールする。その姿は日本代表として活躍してきた大先輩・遠藤保仁の姿に重なる部分も多い。
 
 試合の流れを読む――本人も強く意識をしている部分だと話す。
 
「チームの方向性をはっきりさせるのが僕の役割だと思っています。より正確な判断をできればと考えています。まあフォーメーション的にはダブルボランチでやるので、声を掛け合いながらより良い方向に持って行ければなとも思いますが」
 
 北朝鮮はエースと目されたパク・ヒョンイルがメンバーから外れるなど、未知数な部分が多い。しかし大島は誰が出てきてもやることは変わらないと話す。
 
「僕はその選手(パク・ヒョンイル)と対戦したことがないので、分からないですが、北朝鮮とは宿舎が一緒で様子を見ていると、他にも大きい選手がいる。誰が相手でも自分たちで判断してプレーないといけないと思います。チームとして掲げているのは全員攻撃・全員守備。まず失点しないことから始まるので、守備が崩れないことを意識したいです」
 

次ページセットプレーのキッカーを務める可能性も。

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