「梨紗とか唯は自分の意見を言うタイプ」長谷川唯は議論の活性化に期待! W杯初戦に向けて「感情は安定しています(笑)」

2023年07月19日 渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

現地3日目のトレーニングを実施

トレーニング中も積極的にコミュニケーションを取る長谷川(右)。(C)SOCCER DIGEST

 女子ワールドカップに向け、7月16日にニュージーランド入りしたなでしこジャパンは19日、現地3日目のトレーニングを行なった。

 C組に入る日本代表のグループリーグ初戦は、7月22日のザンビア戦。2戦目のコスタリカ(同26日)、3戦目のスペイン(同31日)と続く。

 トレーニング後に取材に答えた長谷川唯は、「もちろんザンビア戦に向けてやらないといけないことはありますけど、チームとしてこういう形でやるというのは変わりない」とコメント。普段通りに準備を続けられているという。

 また、初戦が迫ってきているなか、「(ザンビア戦が)近づいてきていますが、あまり変わりはなく、落ち着いた感情ではいられているのが正直なところ。やってみないと分からないところもあるので、そこまで上がり過ぎず、心配し過ぎず、感情は安定しています(笑)」と明かした。
 
 長谷川は2021年の1月に日テレ・東京ヴェルディベレーザからイタリアのミランに移籍。同年夏にイングランドのウェストハムに渡り、22年9月からはマンチェスター・シティでプレーする。

 欧州の最前線で戦ってきた経験から、平常心とともに、意見のぶつかり合いの大切さも説いた。

「日本に来ると意見はないなと感じます。何人かはもちろん言う選手もいますが、やっぱり自分の意見を強く言う選手はいない。『こうでしょ』という意見のぶつかり合いは無くて、話し合いになる。それが良いところでもあります。今のはこうだったねと収まるところがあるというか。ただ、全部がそうなるはずもないので、言い合うところも増えた方が良いと思います。バランスは難しいですが」

 チームにサッカーの議論の輪を広げようと、「(清水)梨紗とか唯はけっこう自分の意見を言うタイプですけど、昔よりは質問の形で聞くようにしている」と明かした。

 長谷川の想いがチームに浸透するか。ワールドカップ初戦に向け、なでしこジャパンのトレーニングが、ますます熱を帯びそうだ。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト特派)

【PHOTO】オーストラリア&ニュージーランドで行われる女子ワールドカップに出場するなでしこジャパンメンバーを一挙紹介!

【厳選ショット】個性ではみ出していく!なでしこジャパン壮行会を特集!!

【PHOTO】クライストチャーチ発! ザンビアとの初戦に向け、笑顔でトレーニングに励むなでしこジャパンを特集
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事