「狙っていました!」技あり先制弾の清水梨紗に“スコアラー”の期待感「ウイングバックでは直接得点に絡むことが重要」

2023年07月15日 渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

「アシストだけでなく、ゴールもどんどん狙っていきたい」

パナマ戦で代表通算2点目となる先制弾の清水。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

[MS&ADカップ]日本 5-0 パナマ/7月14日/ユアテックスタジアム仙台

 日本女子代表は7月14日、ユアテックスタジアム仙台でパナマ女子代表と対戦し、5-0で完勝した。

 試合は、日本が序盤からボールを握る展開で推移していたが、30分を過ぎるまでなかなかゴールを割ることができなかった。

 そんな流れを断ち切ったのが、本人も「狙っていました!」と語る、清水梨紗の技ありの一撃だった。

 長谷川唯のロングパスに右サイドを駆け上がると、そのままループ気味のコントロールショットでファーサイドのネットを揺らした。
【動画】清水梨紗の技あり弾をチェック!
 なでしこジャパンで、今回のワールドカップ登録メンバーでは4番目の63キャップを数える清水(上位3人は、136キャップの熊谷紗希、67の長谷川、65の田中美南)。

 長らく右SBを主戦場としてきたが、昨夏のウェストハム移籍で3バックの一角や、ウイングバックでのプレー機会を増やすと、時を同じくして、代表でも3-4-2-1のシステムが導入され、主に右ウイングバックを務めることになった。

 清水は、「サイドバックとウイングバックでは違いもある」とし、「サイドバックの時以上にウイングバックでは直接得点に絡むことが重要。アシストだけでなく、ゴールもどんどん狙っていきたい」と以前から語っていたように、意識の変化がパナマ戦の先制弾を呼び込んだようだ。

 得点シーンでは、「最初にゴールを見た時に、ゴールキーパーがちょっと出ていると思って。味方の上がりを待つことも考えたのですが、思い切って打ってみよう」とシュートを選択した。

 攻撃力を増した清水は、ワールドカップ本大会でも輝きを放てるか。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

城彰二が「男子でやってもいい」と絶賛する、なでしこJメンバーは?「上手いんだよ。すごい視野が広い」

【PHOTO】ユアテックスタジアム仙台に集結したなでしこジャパンサポーターを特集!

【PHOTO】なでしこジャパンのパナマ戦出場17選手&監督の採点・寸評。4人が「7点」以上の評価。MOMは攻守で文句なしのプレーを披露した14番

次ページ【動画】清水梨紗の技あり弾をチェック!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事