［MS＆ADカップ2023］日本 ５－０ パナマ／７月14日／ユアテックスタジアム仙台

　日本女子代表は７月14日、MS＆ADカップ2023でパナマ女子代表と対戦し、５－０の完勝。女子ワールドカップ前最後の強化試合を勝利で終えた。

　なでしこジャパンは序盤からボールを握り、相手を押し込むと、33分に清水梨紗が先制点。その４分後に長谷川唯が追加点を挙げた。後半も勢いは止まらず、パナマを圧倒。59分に藤野あおば、61分に長谷川、90＋２分に南萌華がネットを揺らした。

　敗れたパナマのイグナシオ・キンタナ監督は、日本の印象をこう語った。

「（日本の）カウンター攻撃は、少し想定外だった。プレーのスピードも非常に速く、非常に忍耐強く、プレッシャーをかけ続けてきた」
 

　また、2021年４月の東京五輪前に行なわれたテストマッチと比較。「以前よりも、中盤がより高い位置でプレッシャーをかけるようになっていて、それが爆発的な攻撃に繋がって、ゴールも生み出した。それと同時に私たちのミスを誘うことにもなった」と分析した。

　続けてパナマ指揮官は、日本が後半の選手交代でさらに勢いを増したとし、「日本は11人だけのチームではない。23人全員がスタートメンバーとしてプレーしうる力を持つチームだと思っている」と、なでしこジャパンの選手層の厚さを高く評価した。

　日本はこのあと、W杯が行なわれるニュージーランドに向けて出発。３大会ぶり２度目の優勝を目ざし、まずは22日にグループステージ初戦でザンビア女子代表と相まみえる。

取材・文●手塚集斗（サッカーダイジェストWeb編集部）

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