アヤックスDFを狙うアーセナル、冨安健洋は左SBに転向か。地元メディアが見解

2023年07月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

代役獲得に投じる資金を節約できる

長期の故障から復帰した冨安。(C)Getty Images

 アーセナルは先日、冨安健洋がジムやピッチでプレシーズンのトレーニングを行なったと明かした。負傷による長期離脱で状態が心配されていただけに、ファンはひと安心できただろう。

 2021年夏に加入して以降、冨安は1年目のシーズン前半戦こそ高く評価されたものの、その後はフィジカルの問題に苦しめられてきた。3年目となる新シーズンでは、完全復活が期待される。

 アーセナルでは右SBを主戦場としてきた冨安だが、昨季はオレクサンドル・ジンチェンコが負傷した際、本職のキーラン・ティアニーが控えるなか、左SBで起用されたこともあった。

 地元メディア『football.london』によると、ミケル・アルテタ監督が新シーズンで冨安を完全に左SBにコンバートする可能性もあるという。

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 同メディアによれば、アーセナルの『Inside Training』の動画に、冨安が左サイドからリース・ネルソンにパスを出す場面があったとのこと。指揮官が「イエス、トミヤス!」と称賛していたそうだ。

 また、アーセナルはアヤックスのユリアン・ティンベルを獲得すると言われている。CBと右SBをこなせる同選手の加入も、冨安の左サイドへの完全コンバートを後押しするかもしれないという。

『football.london』は、ティアニーが退団した場合、冨安を左SBで起用すれば、代役獲得に投じる資金を節約できるとも指摘。そのうえで、冨安が「右SBの選択肢」であることは変わらず、何よりもまだまだ続く移籍市場での展開次第によるところも大きいと伝えた。

 新シーズンは何よりもコンスタントな稼働が求められる。それだけに、最終ラインのあらゆるポジションを高いクオリティでこなせるユーティリティ性は、冨安の強力な武器のひとつとなるだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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