【高校選手権】東福岡 5-0 國學院久我山|圧巻の攻撃力! “赤い彗星”が17年ぶりの優勝&夏冬連覇を達成!!

2016年01月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

後半のゴールラッシュで一気に勝負を決める。

東福岡は、前半36分に三宅のゴールで先制。後半もゴールラッシュで17年ぶり3度目の優勝を決めた。写真:田中研治

 第94回全国高校サッカー選手権大会の決勝は、1月11日に埼玉スタジアム2002で14時05分にキックオフされた。
 
 17年ぶり3度目の優勝を狙う東福岡と、東京勢として17年ぶりの決勝進出を果たし、初優勝を目指す國學院久我山の激突となった一戦は、立ち上がりから攻撃的なスタイルを持つ両チームが持ち味を活かして攻め合う展開となった。
 
 狭い局面を細かくつないで打開する國學院久我山に対し、ピッチを幅広く使って多彩な攻めを見せる東福岡。一進一退の攻防から試合を動かしたのは、後者の東福岡だった。
 
 前半36分、東福岡は左右の揺さぶりから中央でボールを受けた藤川虎太朗が右ワイドの三宅海斗へラストパス。これを三宅が左足の強烈なシュートでゴールにねじ込んだ。東福岡が1点を先制する。
 
 國學院久我山もFW澁谷雅也、MF名倉巧らを中心にショートパスを繋いで攻め入るが、決定機は訪れず、前半は1-0と東福岡のリードで折り返した。
 
 迎えた後半の立ち上がり、東福岡はペナルティエリアの手前で餅山大輝が倒されFKのチャンス。このFKをキャプテンの中村健人が直接叩き込んでリードを2点に広げた。
 
 追加点を許した國學院久我山はここから反撃を見せ、東福岡ゴールに迫る。後半19分には波状攻撃から右SBの宮原直央、知久航介が強烈なシュートを放つが、東福岡の堅い守備に阻まれる。
 
 そして、東福岡はこの國學院久我山の攻勢を凌ぐと、ゴールラッシュで一気に勝負を決める。後半22分に相手のミスを突いた餅山が3点目を追加すると、3分後には右サイドの崩しから藤川が4点目。さらに同35分、再び中村がミドルシュートを突き刺し、5-0とした。
 
 國學院久我山も最後までゴールを狙ったが、東福岡はGK脇野敦至を中心に隙を見せず。結局、東福岡が5-0で快勝し、17年ぶりの選手権優勝を決めた。夏のインターハイも制した"赤い彗星"は、本山雅志らを擁した第76回大会以来の夏冬連覇を達成した。

【選手権PHOTOハイライト】決勝 東福岡× 國學院久我山
 
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