周知の通り、日本代表MFの久保建英は2022－23シーズンにレアル・マドリーから完全移籍したレアル・ソシエダで大ブレイク。ラ・リーガで９ゴール・４アシストをマークし、チームの年間MVPに選出される活躍を見せた。

　18歳となった2019年夏にマドリーと契約して以来、久保は３シーズンに渡ってレンタルに出された。コロナ禍でヴィニシウス・ジュ二オールのスペイン国籍取得が遅れてEU圏外選手枠が空かない問題もあって、結局、マドリーでは１試合もピッチに立てなかった。

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　そんなレフティの境遇を同情しつつ、マドリーを皮肉ったのがスペインの『El Confidencial』紙だ。今夏も18歳のトルコ代表MFアルダ・ギュレルをフェネルバフチェから獲得したように、まだ世界的には知名度の低い若手を手中にする最近の補強政策を考察した記事の中で、久保についてこう綴っている。

「左足で芸者を描いた日本人。見るだけで美しい色気があるが、砂の彫刻のように儚い。彼はレアル・ソシエダに、すべてが快適でプロフェッショナルな居場所を見つけた」

　同紙は「彼はマドリーが捨てた選手にとして理想的だ」と続け、退団が奏功したとの見解を示している。ソシエダへの移籍が大正解だったのは間違いないだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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