「ベンチの横で1人パイプ椅子」横浜の04年CS優勝に若手DF栗原勇蔵が大喜びも...「1円も入っていない」事態に元同僚も爆笑

2023年07月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

岡田監督が「17人目で連れてってやる」

2004年のCSで横浜は浦和に勝利。リーグ連覇を果たした。(C)SOCCER DIGEST

 那須大亮氏のYouTubeチャンネルに、横浜時代のチームメイトである栗原勇蔵氏、坂田大輔氏が出演。リーグ連覇を果たした2004年のチャンピオンシップを振り返った。
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 当時の登録メンバーは16人。21歳だった栗原氏は「ちょっと試合に出られるようになって、調子も良かった」。メンバーに入れば、給与の面でも大きく違う。どうしても入りたかったが、惜しくも選外となった。

「めちゃくちゃ不貞腐れて、練習とかも無茶苦茶やっていた」という若きDFを、岡田武史監督が見かねたのか、「17人目で連れてってやる」と、大一番への"参戦"を許された。

「ベンチにパイプ椅子を用意してもらって。そこにも入れてやるからって。連れてってもらって、お金も一緒のようにやるからって」
 
 当然、試合には出られないが、栗原氏は一生懸命にチームを応援。「ベンチの横になぜか1人だけパイプ椅子で座って(笑)」と回想する。ちなみに、那須氏、坂田氏はメンバー入りしていた。

 そして横浜は見事に勝利。栗原氏は「よっしゃーって。自分のことのように嬉しくて。優勝して、(ボーナスが)いくら入る、みたいな」と喜んだが、「明細を見たら、1円も入っていない」。まさかの展開に那須氏、坂田氏も爆笑する。

 お金の面では残念な結果となったが、ピッチで極上の歓喜を味わった。栗原氏は「良い思い出」としみじみと語った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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