【採点寸評|名古屋】同点後は一気に主導権を握り首位チームを圧倒。勝点差キープは大きな結果[J1第20節 名古屋 2-2 横浜]

2023年07月09日 今井雄一朗

勝ち越しの好機は作ったが、決勝点が遠かった

【警告】名古屋=和泉(25分)、永井(49分)、ユンカー(62分) 横浜=松原(90分)【退場】なし

[J1第20節]名古屋 2-2 横浜/7月8日/豊田スタジアム

 Jリーグは7月8日、J1第20節の8試合を各地で開催。豊田スタジアムでは名古屋グランパス対横浜F・マリノスが行なわれ、2-2で引き分けた。
【PHOTO】名古屋の出場14選手&監督の採点・寸評。ユンカーは"嗅覚"を感じさせるゴール。森下は背後への抜け出しで好機演出
 先制したのは名古屋。8分、キャスパー・ユンカーのシュートのこぼれ球を収めた永井謙佑が左足で狙う。放たれたボールは相手に当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれる。

 追いかける横浜は28分、GK一森純のお膳立てからエウベルが決めて試合を振り出しに戻す。さらに35分、藤田譲瑠チマの見事なコントロールショットで逆転に成功する。

 名古屋は1点ビハインドで迎えた後半、すかさず同点弾をゲット。47分、マテウス・カストロのグラウンダーのクロスにユンカーが合わせてネットを揺らす。

 その後もお互いに勝ち越し点を狙って攻め合うも、得点は生まれず。2-2のタイスコアで勝点1を分け合う結果となった。
 
▼名古屋のチーム採点「6.5」
 アウェーでの前回対戦を超えるハイテンションな立ち上がりから、開始8分で先制。対横浜の戦術だけでなく、強度と運動量をそこに伴わせて試合を支配したが、思わぬ形での失点から隙を見せ、7分間で2失点し逆転を許す。

 横浜の揺るがぬスタイルの前に上手く試合をコントロールされかかったが、後半の開始2分で同点に追いつくと、今度は一気に主導権を握って首位チームを圧倒した。

 森下龍矢、永井謙佑とつないで和泉竜司が詰めた64分、森下のフリックから酒井宣福とつないでマテウスに訪れた89分の決定機など、あくまでつないで攻める相手の背後を突くカウンターで何度も勝ち越しの好機は作ったが、決勝点が遠かった。

 昨季のホームで0-4と完敗した王者に、今季は2戦とも引き分けて、試合展開的には悔しいところもあるが、確実な進化と成長を見せつけ、横浜との勝点差を保てたことは大きな結果だったと言えるだろう。

※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●今井雄一朗(フリーライター)

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