【採点寸評|浦和】チャンスを活かせず無得点。酒井が負傷のアクシデント…主将不在がチームに影響か[J1第20節 浦和 0-0 FC東京]

2023年07月09日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

DF陣の好パフォーマンスが光る

【警告】浦和=大畑(53分) FC東京=H・トレヴィザン(61分)【退場】なし

[J1第20節]浦和 0-0 FC東京/7月8日/埼玉スタジアム2002

 Jリーグは7月8日、J1第20節の8試合を各地で開催。埼玉スタジアム2002では浦和レッズ対FC東京が行なわれ、0-0で引き分けた。
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 14分、浦和の興梠慎三の左足シュートはポストに嫌われる。20分、FC東京の松木玖生の決定機はGK西川周作の好守に阻まれる。前半のアディショナルタイムには浦和の関根貴大が思い切りの良いミドルで狙うが、GKヤクブ・スウォビィクが間一髪で弾き出す。

 後半も拮抗した展開が続くなか、両チームともに惜しいシーンを作るが、それぞれの守護神が立ちはだかり、ゴールを割らせない。結局、最後までスコアボードは動かず、スコアレスドローで決着した。
 
▼浦和のチーム採点「6」
 開始6分に酒井宏樹が負傷交代するアクシデントに見舞われた。「キャプテンである(酒井)宏樹の怪我が影響したかもしれない」と試合後にマチェイ・スコルジャ監督が語ったように、立ち上がりに主将を欠き、チームとしてどこかまとまりを失ったか。不用意なボールロストも多かった。

 14分、関根貴大の鋭い縦パスをペナルティエリア左で受けた興梠が、巧みにDFをかわしてポスト直撃のシュートを放った。最前線の興梠をターゲットにして、フィニッシュまで持ち込んだこのシーンが、唯一、攻撃の狙いがしっかり見えたシーンだろう。

 特に前半に創出した多くのチャンスを決めきれなかった点が悔やまれる。今シーズンは、得点力不足に悩まされ勝ち切れない時期があったなか、直近の2試合はともに複数得点で勝利と、復調傾向にあっただけに、早急に立て直しを図りたいところだ。

 逆に守備では、CBコンビのアレクサンダー・ショルツとマリウス・ホイブラーテンが抜群の安定感。GK西川もビッグセーブを披露するなど、無失点に抑えたDF陣の好パフォーマンスが光った。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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