「ひと花咲かせてほしい」内田篤人が注目するなでしこ選手は?「W杯は初選出。ここからです」

2023年07月07日 渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

「すべてを出し切ってほしい」とエールを送る

ワールドカップ経験者たちからなでしこジャパンへエールが送られた。写真は右から内田、岩清水、阪口。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

 今夏の女子ワールドカップに出場するなでしこジャパンの壮行会が7月6日、都内で行なわれた。

 イベントの第2部では、元日本代表で2011年の女子ワールドカップ優勝メンバーの阪口夢穂さん、岩清水梓選手(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)がゲストとして登場し、なでしこジャパンの魅力を伝えるべく、MCの内田篤人氏を交えてトークショーが実施された。

 日本代表の注目ポイントを聞かれると、岩清水はベレーザの同僚であるFWの植木理子の名前を挙げた。

「2022-23シーズンのWEリーグ得点王。皇后杯、リーグカップのすべてで得点王を取った選手。是非、日本の得点王というタイトルを引っ提げて世界でどれだけ戦えるのか、応援したい。彼女にはゴールを獲ってもらいたい」

 阪口は「ボランチ」とし、「やはり鍵になるポジション。攻守ともに中心になる。2枚になると思いますが、ふたりのバランスにも注目です。連戦になるので、どんな選択をしてくるのかも見守りたい」と自身も長年勤めてきたポジションの重要性を説いた。
 
 内田氏はMFの猶本光に注目。「ワールドカップ(のメンバー)に入るまでにけっこう時間がかかったと思います。凄い能力もあったと思うのですが、是非ここでひと花咲かせてほしいと言う期待が大きい」と紹介した。

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 猶本は、2014年5月8日のニュージーランド戦で20歳の時にA代表デビュー。その後も代表の常連となっていたものの、ワールドカップや五輪などの大舞台には出場していなかった。

「ワールドカップは初選出。ここからです」とこれまでのいろいろな想いをワールドカップにぶつけてほしいとエールを送った内田氏は、ワールドカップの特別さをこう語った。

「選手を引退して、外から見ると、ワールドカップは本当にデカい大会。選手時代はピッチに立っているだけで分かりませんでした。外から見ると選手もスタッフも本当に貴重な経験をしているのが分かります」

 続けて、「だから、なにも臆することなくすべてを出し切ってほしいなと思います。後悔することなく。いままでやってきたことを全部グラウンドの上で出し切って帰って来てほしいなと」となでしこたちへメッセージを送った。

 なでしこジャパンは7月22日にザンビア女子代表とワールドカップ初戦を戦う。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

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