240億円も眼中になし!久保建英のサウジ移籍拒否に古巣マドリーがなぜ落胆? 海外メディアが指摘「全く嬉しくない」

2023年07月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「経済的に安泰だっただろう」

サウジからのメガオファーを拒否したと報じられた久保。(C)Getty Images

 22歳の決断がいまだに反響を呼んでいる。

 昨冬のクリスティアーノ・ロナウドを皮切りに、カリム・ベンゼマやエヌゴロ・カンテなどビッグネームの参戦が次々に決定しているサウジアラビアリーグ。その触手は、日本の至宝に伸びた。

 スペイン大手の『AS』紙が先日、「レアル・ソシエダの久保建英に対し、サウジアラビのアル・ヒラルが4年で年俸総額1億6000万ユーロ(約240億円)の"目もくらむようなオファー"を出した」と報じたのだ。ただ、「この天文学的な金額のオファーを受け入れなかった」という。

 この移籍拒否によって、久保の古巣レアル・マドリーが落胆している可能性があると伝えたのが欧州のサッカーメディア『fussballeuropa』だ。「マドリーはクボによって得る巨額の報酬を逃した」と題した記事で、こう綴っている。
 
「この若いエキスパートは、(サウジ)4シーズンを過ごせばと経済的に安泰だっただろう。それにもかかわらず、彼は単なる富よりもプレミアクラスでプレーすることを好んだため、そのオファーを拒否した」

 同メディアは「レアル・マドリーはこの決定に全く嬉しくなかったかもしれない。 ロス・ブランコスはクボの退団に際し、再販権を確保した。もしアル・ヒラルが契約解除金の6000万ユーロを払っていたら、約2400万ユーロがマドリーに流れていただろう」と指摘している。

 マドリーは昨夏に久保を650万ユーロで手放しているが、この日本代表MFがソシエダから移籍した場合、移籍金の半分を取得する権利を残している。2400万ユーロ(約36億円)というのは、6000万ユーロの半額の3000万ユーロから、昨夏にソシエダからすでに受け取った移籍金を引いた数字だろう(正確には2350万ユーロ)。

 マドリーといえども懐に余裕はなく、これを逃したのは痛いと見ているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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