イニエスタが記者会見のラスト、関係者が出した終了の合図を制して残した言葉。「いつもリスペクトと愛情を持って接してくれて...」

2023年07月03日 野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

「本当に感謝しています。重ねてお礼を言いたいです」

報道陣にお礼の言葉を述べたイニエスタ。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

[J1第19節]神戸1-1札幌/7月1日/ノエビアスタジアム神戸

 最後までリスペクトを貫いた。

 ヴィッセル神戸を退団するアンドレス・イニエスタは7月1日、J1第19節の北海道コンサドーレ札幌戦(1-1)にスタメン出場。神戸での最終戦で、トップ下で縦パスやドリブルを披露して、57分までプレーした。

 試合後には退団セレモニーが開かれ、神戸のファン・サポーターらに感謝の言葉を述べた後、ゴール裏のスタンドに上がる。多くの観客と交流して、マイクを握ってメッセージを残した。
 
 その後の記者会見で、39歳の世界的スーパースターは、質疑応答に丁寧に対応。さらに、神戸の関係者が会見の終了時間が来たと告げると、それを制する形で、こう述べた。

「最後に、ここに集まっている皆さんに感謝を述べたいです。いつもリスペクトと愛情を持って接してくれて、本当に感謝しています。そのことに、重ねてお礼を言いたいです。『ありがとうございます』」

 スペインが誇る"マジシャン"は、記者から大きな拍手を浴びながら、会見場を去った。

取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

【PHOTO】イニエスタの旅立ちに圧巻の雰囲気を作り出したヴィッセル神戸サポーター!

競争力があり、レベルが高い」イニエスタが明かす、5年間プレーしたJリーグの印象「ボールを持った時に落ち着くのではなく... 」

Jリーグと欧州の最大の違いは? イニエスタの回答は――「日本は止まることがない」「ハイライトを見ても…」
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事