「パリ相手にもやれる」伊東純也が振り返るリーグ・アン1年目。ベルギーとの違いは?「酒井君や永嗣さんから聞いてましたけど...」【インタビュー後編】

2023年07月02日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「環境を変えたいという思いもあった」

フランス1年目は5ゴール・6アシストをマークした伊東。(C)Getty Images

 昨夏にベルギーのヘンクからフランスのスタッド・ドゥ・ランスへ移籍した伊東純也は1年目からチームの主軸として活躍。6ゴール・5アシストをマークした。サッカーダイジェストWebでは、そんな快足アタッカーにインタビューを実施。日本代表への思いを語ってくれた前編に続く後編では、S・ランスでの移籍1年目を振り返ってもらった。

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――伊東選手の活躍はリーグ・アンを配信しているDAZNを通じて、日本にも伝わっていました。ご自身では、1年目のシーズンをどうのように自己評価していますか。

「チームとしては最初は良くなくて、自分としても怪我から入ってしまい、良くないスタートだった。中盤以降からは負けなしが続いて、コンディションがよくうまくできていたと思いますけど、終盤にまた失速してしまったという。それがなければ、いいシーズンだったかなと思います。個人としてももうちょい結果が欲しかったなというのがありますけど、全然できるなという印象が一年目ではあります」

――自己採点すると何点ですか?

「60点ぐらいですかね」

――足りなかった部分は?

「ゴールもアシストも足りないと感じますし、チームとしての結果がついてこなかったのもあります」

――昨年の夏、新天地が色々噂されていたなかでスタッド・ランスを選んだ理由は?

「一番熱心に誘ってくれましたし、年齢とか条件も考えて決めました。環境を変えたいという思いもあったので」

【動画】「どえらいゴラッソ」など反響!伊東がアンジェ戦で決めた逆足ミドル弾
 ――実際にリーグ・アンでプレーして、イメージとギャップは?

「酒井(宏樹)君や(川島)永嗣さんから激しいとは聞いてましたけど、フィジカルがタフなリーグだなとやっぱり思いましたね」

――ベルギーとの違いは?

「やっぱりフィジカルの部分ですね」

――アフリカ系の選手も多いですが、スピードで負けていなかった印象です。

「ある程度はできてるかなと。通用してるかなと」

――オスカル・ガルシア監督からウィリアム・スティル監督への交代を機に好転し、17戦無敗のリーグ記録を樹立しました。主にどんな部分が代わった?

「5バックで守ってカウンターというところから、4-2-3-1にして、前からプレスを掛けるという部分が、一番変わりましたね」

――スティル監督は伊東選手と同級生ですよね。どんな監督ですか?

「熱い監督ですね。若いのに物怖じせず、やってるかなと感じますね」



【動画】「どえらいゴラッソ」など反響!伊東純也の逆足ミドル弾


 

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