【浦和】スロベニア代表DFイリッチを獲得。ズラタンの元同僚が“守備再建”のキーマンとなるか?

2016年01月06日 サッカーダイジェスト編集部

「すべての試合でチームの勝利のために全力を尽くす」と抱負。EURO予選プレーオフにも臨んだ現役代表が、最終ラインに強さと高さをもたらす。

11月のEURO予選プレーオフにも出場した32歳のイリッチ。浦和の最終ラインに強さと高さをもたらしてくれそうだ。写真:ゲッティイメージ

 浦和が1月6日、カザフスタンのアスタナに所属するスロベニア代表DFブランコ・イリッチの獲得を発表した。2016シーズンの浦和のテーマとなる守備再建に向けた補強で、これまで最終ラインに不足した強さと高さをもたらしてくれそうだ。

 登録名はイリッチ。スロベニア出身の1983年2月6日生まれで、現在32歳。188㌢・80㌔。これまでベティス(スペイン)、ロコモティフ(ロシア)、ハポエル・テル・アヴィヴ(イスラエル)、パルチザンなど数々の名門クラブなどでプレーしてきた。

 現役のスロベニア代表で、国際Aマッチは通算64試合に出場し1得点。15-16シーズンのチャンピオンズリーグ、グループステージでは全6試合に先発している。

 イリッチは「日本のビッグクラブである浦和への加入が決まり、大変嬉しく思っています。すべての試合でチームの勝利のために全力を尽くし、ファンやサポーターの皆様と喜びを分かち合えるように頑張ります」と抱負を語っている。
 
 2015シーズンの浦和は、チャンピオンシップ準決勝までの9試合連続失点を喫し、天皇杯決勝など大一番でも必ず失点するなど守備の安定感を欠いてきただけに、イリッチには守備のテコ入れが期待される。また、内に秘めた熱い闘争心も魅力のひとつだ。

 ズラタンとはスロベニアのドムジャレで04年から06年までともにプレーし、スロベニア代表でも同僚だった。11月のEURO予選プレーオフにも臨んでいる。浦和ではまずストッパー、リベロで適性が試されそうだ。
 

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