セリエA王者のナポリが板倉滉と伊藤洋輝に関心を寄せていると報じられているが、その理由はプレー面だけではないようだ。

　ナポリはチームの主力である韓国代表DFキム・ミンジェが、すでにドイツの強豪バイエルン・ミュンヘンと５年契約で口頭合意したとされている。退団は確実と見られており、後釜探しに注力するなか、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長は、新たに日本人選手を獲得したいと考えているという。

　イタリアメディアの『Sky Sport Italia』や『Calcio Mercato』によれば、ラウレンティス会長は、キム・ミンジェがアジアにおいて、ナポリの知名度を一気に押し上げたことを大きく評価しているようで、「クラブのブランドをさらに高め、世界中でグッズ販売などのマーケティング面で貢献できる選手を探している」と伝えている。
 

　そこで白羽の矢が立ったのが板倉と伊藤だ。板倉は先日からナポリのターゲットとして見られており、伊藤もサイドバックやセンターバック、ボランチでもプレーできる点で獲得リストに加わったようだ。

　プレー面はもちろんのこと、マーケティング面、さらに移籍金が安価に抑えられる点もポイントのようで、「最高でも2000万ユーロ（約31億5000万円）程度と見られており、他の選択肢よりもかなり安くなるだろう」とされている。

　果たして新シーズン、セリエA王者で日本人選手のプレーは見られるのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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