【高校選手権】國學院久我山 1-0 前橋育英|バルサスタイルを標榜する久我山が初の準決勝進出!!

2016年01月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

思い切り良く放ったミドルシュートで決勝点。

前橋育英の横澤のドリブル突破に対し、國學院久我山はキャプテンの宮原が堅実なディフェンスで対応する。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 第94回全国高校サッカー選手権大会の準々決勝・國學院久我山対前橋育英が1月5日、ニッパツ三ツ沢球技場で14時10分にキックオフされた。
 
 立ち上がりは、前回準優勝の前橋育英に対し、バルセロナを意識したパスサッカーを標榜する國學院久我山が、テンポの良いパス回しでリズムを掴んだ。3分にはFW澁谷雅也がドリブル突破から決定的なシュートを放ったが、ゴール左に惜しくも外れた。
 
 さらに24分、國學院久我山は中央での細かいパス交換からディフェンスラインの裏に抜け出した小林和樹が右足でゴールネットを揺らしたものの、これはオフサイドの判定でノーゴール。しかし、國學院久我山が主導権を握った試合運びを見せる。
 
 一方、なかなか効果的なチャンスを作れない前橋育英も36分、右サイドからのクロスにFW野口竜彦が、38分にセットプレーから吉田朋恭がいずれもヘディングで狙うが惜しくも枠を捉えきれない。
 
 さらに前橋育英は、横澤のスルーパスからチャンスを掴み、最後は野口が押し込もうとするがボールは枠を外れてしまった。結局、前半は0-0で終了した。
 
 エンドが変わった後半も國學院久我山がリズムよくパスをつなぎゴールに迫ると、同12分、右サイドでボールを受けた内桶峻が思い切りよくミドルシュートを放ち、ゴールネットを揺らす。國學院久我山が1点を先制する。
 
 1点をリードされた前橋育英は縦への圧力を強め、反撃に出る。後半17分には金子拓郎がエリア内で左足のシュートを放つが、わずかにクロスバーを越える。
 
 ゲームは國學院久我山が1点をリードして終盤へ突入。追いかける前橋育英が猛攻を見せ幾度となくゴールに迫るが、最後までゴールをこじ開けきれず。結局、國學院久我山が1点のリードを守り切り、初のベスト4進出を決めた。
 
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