「レフェリングに不満があったからこそ...」警告を受けた川崎MF家長昭博の“ジェスチャー”を遠藤航が分析「イエローには何も異議はない」

2023年06月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

こめかみ部分を人差し指で指すような動作

主審に対するジェスチャーで警告を受けた家長。(C)SOCCER DIGEST

 DAZNが『Jリーグ ジャッジリプレイ』の最新回を公開。川崎MF家長昭博の主審に対するジェスチャーによる警告シーンが取り上げられた。

 J1第18節・浦和対川崎(1-1)の81分、川崎が攻め込んだシーンで、左サイドのゴールライン付近にて浦和の関根貴大がボールキープ。これを奪おうとした川崎の家長が身体を寄せ、最後は後ろから手で押してしまい、ホイッスルが鳴った。

 その直後、家長は今村義朗主審を見ながら、自身のこめかみ部分を人差し指で指すようなジェスチャー。これに対して主審は、"異議"の反則をしたとして、家長にイエローカードを提示した。

 番組にゲストで出演した日本代表の遠藤航は、「個人的に、この1対1の攻防はすごく好きだった。ファウルに対してはイエローじゃないと思いますが、その後に審判のほうを見て(ジェスチャーを)やってしまうと、イエローは出てしまうよなとは思います。何も異議はないかなと」と語った。
 
 遠藤は続けて、この試合を現地で観戦していたと明かしたうえで、家長がこのように振る舞った理由を次のように推察した。

「僕は試合を見に行っていたので、この前から結構、微妙なところで家長選手がファウルを取られるシーンが何回かあるんです。ちょっと不満そうにしていて、僕個人的に見ても、そのファウルは厳しいんじゃないかというのがあった。レフェリングに不満があったからこそ、こういうことをしてしまったのかなと。

 そこはレフェリーの方も、試合を通してのレフェリングが本当に妥当性のあるものなのか、ハーフタイムとかに見返しながら、第4審ともコミュニケーションを取りながら公平性のあるレフェリングをしてほしいなと思います」

 また、ゲスト解説の家本政明元国際審判員は、判定理由に疑問を呈し、「異議の理由には違和感がある。該当するのであれば、反スポーツ的行為」と見解。「頭を触るという行為をどう解釈するかというところ。映像を見ると、そのあとベロも出しているような素振りもあるので、それは反スポーツ的行為の範疇にとどまるものなのか、レッドカードなのか。ここは解釈、レフェリーのフットボール感というところになるのかなと」と考えを述べた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】警告を受けた家長のジャスチャー

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