「史上最悪のスタートだ!」4戦勝ち星なしのクリンスマン監督を韓国メディアが厳しく糾弾!「6月は格下相手だったのに…」

2023年06月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

木曜日に急きょ異例の「説明会見」を実施へ

就任4か月で早くも窮地に立たされているクリンスマン監督。緊急会見で韓国の国民とファンにどんな言葉を発するのか。(C)Getty Images

 新たな船出を切って4試合。すべてホーム開催だったにも関わらず、新生韓国代表はいまだ白星を挙げられないでいる。

 6月シリーズではペルー、エルサルバドルの2か国と対戦した。ペルー戦は敵の堅陣を破れずに0-1で敗北。エルサルバドル戦では圧倒的なボール支配でゲームを牛耳りながらも、チャンスを掴めないじりじりした展開が続く。後半開始早々にファン・ウィジョがようやく先制点を決めたが、その後の攻撃はさっぱりで、逆に86分にまさかの失点で1-1ドローに持ち込まれた。

 カタール・ワールドカップ終了後、4年半政権を維持してきたパウロ・ベント監督が退任。後任探しは二転三転で混迷を極め、ようやく2月下旬になって元ドイツ代表FWのユルゲン・クリンスマン氏の招聘が決まった。だが、ここまで4試合を戦って0勝2敗2分け。得点4に対して、失点は毎試合の5点と、お世辞にも褒められた結果ではない。

 国内のサッカーファンからも指揮官の力量を疑問視する声が噴出するなか、韓国サッカー協会(KFA)は異例の会見を開催すると発表した。現地6月22日、クリンスマン監督とコーチ陣が揃って過去4戦の活動について説明をするという。

 代表の活動を終えてからの会見実施はまさに異例で、KFAは「就任から監督とコーチ陣がそれぞれの立場で見た韓国代表チームへの考え、国際Aマッチの4試合に対する全体的な評価、そして今後の代表チーム強化方針について明らかにする場にしたい」と説明している。

 韓国メディア『OSEN』は「史上最悪のスタートを切ったクリンスマン号。異例の"反省会"で怒れる民心を鎮められるか」と題して論調を展開。「3月のコロンビアとウルグアイは強豪だったが、6月の2チームは明らかに格下だった。それでも勝てない。日本が同じ相手に2連勝を飾り、合計10得点を奪ったのとはあまりにも対照的だ」と断じる。

 さらに同メディアは「4戦未勝利は、歴代の外国籍監督としてワーストの記録だ。ドタバタで就任が決まり、いまだ新たなチームを構築している最中とはいえ、骨格を成す選手たちの顔ぶれは変わっていない」と強調。そのうえで「ワールドカップでベスト16に進んだのとまったく同じチームではないか。そもそも新監督がどんなサッカーを追求しようとしているのかがまるで見えてこない」と不満を吐露した。
 
 そして木曜日の緊急会見は、ひと筋縄ではいかないと見ている。

「強化方針について説明する場と言うが、実際は不調なスタートに対して論じ合う場になるだろう。これまでも監督は試合分析やコメント、選手選考などで批判を受けてきた状況だけに、平穏な雰囲気では進まないはずだ。念願の優勝を狙うアジアカップ(来年1月/カタール開催)も近づき、ファンの疑問は膨らむばかり。会見ではさまざまな意見が飛び交うだろう」

 はたしてクリンスマン監督の口からどんな言葉が飛び出すのか。その内容によっては、会見が紛糾する可能性は十分にある。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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