セルティック新監督のハードルは「古橋と旗手の慰留」。地元メディアが見解「スターを留めるための戦いが待っている」

2023年06月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「2人に続けるように納得させようとしなければならない」

トッテナム行きが囁かれている古橋(左)と旗手。(C)Getty Images

 アンジェ・ポステコグルー監督をトッテナムに引き抜かれたセルティックは、後任に以前も指揮を執ったことがあるブレンダン・ロジャースを招聘すると言われている。

 セルティックで3冠を達成したロジャースだが、ここ2シーズンでスコットランドを支配してきたポステコグルー体制の後を受けての再出発が容易でないことは想像に難くない。

 専門サイト『THE CELTIC WAY』は6月16日、「ロジャースが乗り越えなければいけない5つのハードル」と題した記事で、新監督候補が直面する困難を報じている。

 同メディアが指摘したのは、サポーターとの信頼回復、主力選手の慰留、欧州の舞台での向上、コーチングスタッフの人選、そして国内での支配の継続の5つだ。

 トッテナムはポステコグルーの就任を受け、古橋亨梧や旗手怜央の獲得が噂されている。
 
 THE CELTIC WAYは「成功のシーズンは、在籍選手が他から求められる資産になることを意味する。今夏も同じだ。ロジャースが就任したら、3冠を達成したスターの多くを留めるための戦いが待っている」と報じた。

「ポステコグルーはハタテやキョウゴをトッテナムに連れていくと噂されている。セルティックに連れてきた監督と仕事できる魅力や、プレミアリーグでプレーするチャンスは、抗うには難しいかもしれない。そして両選手のこれまでを考えれば、関心を示すのはスパーズだけではないかもしれない」

「ロジャースは2人に続けるように納得させようとしなければならない。チームをやりくりしていく中で重要な歯車だからだ」

 さらに、同メディアは「マット・オライリーやジョッタ、キャメロン・カーター=ヴィッカーズ、アリストン・ジョンストンといった選手たちを残すことにも戦わなければならないかもしれない」と続けている。

「補強は重要だが、現在のスカッドの大半を保つことも同じように極めて重要だ」

 2年連続国内3冠を成し遂げた前回政権のように、ロジャースは再びセルティックで成功できるのか。そのための重要なステップとなるチーム編成に注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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