インテルの新戦力第一号はサッスオーロのイタリア代表MFか。伊紙「レンタルでまとまりそうだが、唯一のハードルは...」

2023年06月16日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

買い取り義務付きレンタルで交渉成立か

インテルへの移籍が有力と言われているフラッテージ。(C)Getty Images

『Gazzetta dello Sport』紙は6月16日、インテルの今夏の補強第一号がサッスオーロのMFダビデ・フラッテージが有力と報じた。

「インテルとフラッテージは移籍に合意した。総額3500万ユーロになる買い取り義務付きの長期レンタルで、500万ユーロに相当するインテルの若手FWサムエレ・ムラッティエーリがサッスオーロに譲渡される」

 ただし、インテルには超えるべき唯一のハードルが残されているという。レンタル先のセリエBフロジノーネで12ゴールを決め、セリエA昇格に貢献したムラッティエーリで償却する500万ユーロ以外の現金3000万ユーロの確保だ。
 
 インテルは、GKアンドレ・オナナ、MFデンゼル・ドゥムフリース、FWホアキン・コレアあたりを売却候補としているが、いずれの移籍交渉も具体的には進展していない状況だ。売却のオペレーションが遅れれば遅れるほど、同じくフラッテージに関心を示しているユベントスやミラン、ナポリ、下部組織時代を過ごした古巣ローマなどからの横槍を心配しなければいけなくなるかもしれない。

 というのもインテルは昨夏、当時トリノのDFブレーメルと合意間近まで交渉を進めながら、最終的にユベントスとの獲得レースに敗れている。

 同紙は、「昨シーズンのブレーメルのケースと酷使している。それでも、ブレーメルとの違いはフラッテージの合意を得ている点だが。しかし先に現金を用意しなければ、スティーブン・チャン会長のゴーサインはでない」としている。

 フラッテージ本人は国内でのステップアップを望んでいる。はたして23歳のイタリア代表MFを巡る獲得レースは、どのような結末を迎えるのか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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