【チェルシー|冬の補強動向】ポグバやグリエーズマンは厳しいが、ジャクソンやハメスはトレードなら可能性も?

2016年01月01日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

すでにA・テイシェイラとドログバの獲得が目前の攻撃陣はさらなるテコ入れを視野に。

入団1年目のA・マドリーに適応できず、ここまでわずか3ゴールと期待を裏切るジャクソン。チェルシーはD・コスタとのトレードによる獲得を狙う。(C)Getty Images

 降格の危険水域まで落ち込んだまま、もはや打つ手なしの状態だったジョゼ・モウリーニョ監督についに引導を渡し、フース・ヒディンクを暫定監督に迎えてリスタートを切ったチェルシーは、さらに冬の移籍市場でも補強のカンフル剤を打とうとしている。

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 取り沙汰されているド派手な噂が、ポール・ポグバとアントワーヌ・グリエーズマンのダブル獲り。総額1億1000万ポンド(約187億円)の壮大なオペレーションは、しかし、限りなく現実味が薄い。夏ならまだしも、シーズン途中の1月にユベントスもA・マドリーも主力中の主力を手放すはずがない。
 
 もっとも、それぞれジエゴ・コスタとセスク・ファブレガスが未曾有の大不振の戦犯として槍玉に上がる前線と中盤センターは必然性が高い補強ポイントで、攻撃陣はすでにシャフタールからアレックス・テイシェイラの獲得を内定させ、1年目のモントリオール・インパクトでMLSのシーズンを終えたディディエ・ドログバとの再々契約交渉も進行中だ。
 
 さらにA・マドリーとはD・コスタとジャクソン・マルティネス、R・マドリーとはエデン・アザールとハメス・ロドリゲスの交換の可能性を探る。それぞれ相応のトレード要員だけに、完全に絵空事とは言い切れない。また、レスターの上昇株ジェイミー・ヴァーディーの引き抜きも視野に入れている。
 
 一方で中盤のテコ入れは、外ではなく内に人材を求める若手の抜擢が有力。ヒディンクが明言しているのは、間もなく20歳になる逸材ルベン・ロフタス=チークの登用だ。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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