【プレミアリーグ】前半戦のブレイク選手トップ10! アリなど超逸材が相次いで台頭し、豊作の前半戦に

2015年12月31日 田嶋コウスケ

トッテナムが誇る19歳の新鋭はジェラード級に成長しうる超逸材。

デル・アリ(MF)|1996年4月11日(19歳)|185 cm・76 kg (C) Getty Images

 プレミアリーグではアリにマルシアル、ランシーニとプレミア初挑戦の超逸材が次から次に台頭し、前半戦を大いに盛り上げた。カンテやイガロら名脇役が生まれ、バトランドがついに本格開花。"豊作"の4か月からブレイク選手のトップ10を選出した。
※今シーズンの成績はプレミアリーグ18節終了現在
 
――◆――◆――
 
◎1位
Dele ALLI
デル・アリ(トッテナム/イングランド代表)
今シーズン成績:17試合・4ゴール・3アシスト
 
 前半戦でもっとも大きな飛躍を遂げたのは、19歳の新鋭アリだ。3部リーグのMKドンズで経験を積み、今夏にトッテナムに加入。5節サンダーランド戦で初先発を飾って以降は、定位置をがっちりキープしている。柔らかいボールタッチとダイナミックなフリーラン、的確なパスワーク、そして機を見たスペースへの飛び出しと、セントラルMFに必要な要素をすべて備え、イングランド代表でも初キャップを刻んだ11月のフランス戦でいきなり豪快なミドルを叩き込んだ。数年後にはスティーブン・ジェラード級にまで成長しうるビッグタレントだ。
 
◎2位
Anthony MARTIAL
アントニー・マルシアル(マンチェスター・U/フランス代表)
今シーズン成績:14試合・4ゴール・1アシスト
 
 2位にセレクトしたのが、アリと同世代のマルシアル。10代の選手としては史上最高額となる3600万ポンド(約62億円)の移籍金が注目を集めたが、その実力は本物だ。動き出しと重心移動が速く、シルキータッチでパスを落としてシュートにまで持ち込むテクニックは、すでに一級品。マンチェスター・Uでは左サイドも兼任しているが、やはりCFでこそ個性が輝く。しなやかさとスピード、ゴールセンスを併せ持つモダンな点取り屋だ。

次ページストークの堅守を支える守護神バドランド。

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事