【プレミアリーグ】前半戦のベスト11を発表! MVP級の活躍をしたヴァーディーやエジルを選出!

2015年12月31日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

28歳で大ブレイクを果たしたヴァーディーを1トップで選出。

2015-16シーズン プレミアリーグ前半戦のベスト11。(C)Getty Images

 1トップは、得点ランクで首位をキープし続けるヴァーディーで異論はないだろう。リーグ最多の16アシストのエジルをトップ下に置いた2列目は、入団1年目ながらチームで早くも出色のパフォーマンスを見せている2人の技巧派、デ・ブルイネとパイエを選んだ。
 
 セントラルMFは、攻守両面での貢献度が高いキャバイエとフェルナンジーニョ。SB部門のモンレアルは安定した守備、クラインは攻撃力を評価した。CBは、ついに殻を突き破った印象があるスモーリングと、トッテナムのDFラインに特大の安定をもたらしたアルデルワイレルドで構成した。
 
 チェフも捨てがたかったGKは、チェルシーに移籍したベゴビッチの穴を完璧に埋め、急成長中のバトランドを選出した。
 
※成績はプレミアリーグ19節終了現在
 
――◆――◆――
 
FW
ジェイミー・ヴァーディー
(レスター/19試合・15得点)
 下部リーグで研鑚を積んだ叩き上げが28歳で大ブレイク。11試合連続得点のプレミア新記録を打ち立て、いまやプレミア随一の"時の人"となった。
 
【MF
メスト・エジル
(アーセナル/18試合・3得点)
 7試合連続アシストというプレミア新記録の樹立など、16アシストを記録したエジル。怪我人が続出したアーセナル攻撃陣にあって、まさに孤軍奮闘の働きぶりを見せている。
 
ディミトリ・パイエ
(ウェストハム/12試合・5得点)
 持ち前の創造性で敵DFを手玉に取り、ウェストハムの攻撃の全権を掌握。悔やまれるのは11月7日に負った足首の怪我。チームはそこからわずかに1勝しかできておらず、早期復帰が望まれる。
 
ケビン・デ・ブルイネ
(マンチェスター・C/15試合・5得点)
 崩しの局面で決定的な仕事を連発するなど、帰還したプレミアで早くも真価を証明。CLのセビージャ戦のロスタイムに決めた決勝ゴールなど、勝負強さも随所で光る。
 
ヨアン・キャバイエ
(クリスタル・パレス/18試合・5得点)
 ニューカッスル時代の恩師パーデューの要請に応え、1年半ぶりにプレミアに復帰したキャバイエ。"妙技"を連発し、司令塔としての役割を果たしている。
 
フェルナンジーニョ
(マンチェスター・C/19試合・2得点)
 プレミアでは全19試合に出場し、攻守に渡ってアグレッシブなプレーを披露。決して目立った存在ではないが、中盤の底で献身的にチームを支え続けた。
 
【DF
ナチョ・モンレアル
(アーセナル/19試合・0得点)
 怪我人続出のアーセナルにおいて、安定した守備を武器に指揮官からの全幅の信頼を勝ち取った。機を見たオーバーラップも光る。
 
クリス・スモーリング
(マンチェスター・U/18試合・0得点)
 冷静沈着な対応と的確なライン操舵で、リーグ最少失点のユナイテッド守備陣を支える。その存在感からはDFリーダーとしての自覚も感じられた。
 
トビー・アルデルワイレルド
(トッテナム/19試合・2得点)
 守備再建の切り札として迎えられたアルデルワイレルドは、見事にその期待に応えた。クールな対応のみならず、右足から放つ正確なフィードも秀逸だった。
 
ナサニエル・クライン
(リバプール/19試合・0得点)
 精力的にアップダウンを繰り返し、右サイドでエネルギーを注入する。リバプールでは今夏加入組で最大の当たり目だ。
 
【GK
ジャック・バトランド
(ストーク/19試合・19失点)
 鋭い反応でビッグセーブを連発し、退団したベゴビッチの穴を事に埋めているバトランド。イングランド代表にも定着し、リーグでもトップクラスのGKに成長しつつある。
 
文:田嶋コウスケ、ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
※『ワールドサッカーダイジェスト』2016.01.07号より加筆・修正
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