「2分半はいらないと思う」ノーファウルから一転、ハンドでPK&警告。家本元審判員はVAR介入までの時間に疑問符「ちょっと分からない」

2023年06月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「シュートブロックは、ほぼほぼオートマティックに警告の対象」

前嶋のシュートブロックは、VAR介入→オンフィールドレビューの末、ハンドの判定でPKとなった(写真はイメージ)。写真:梅月智史

 39分、CKから名古屋のキャスパー・ユンカーがヘッドで狙う。放たれたシュートは福岡の前嶋洋太にブロックされ、ボールはバーを越える。

 主審は再び、名古屋側のCKを指示。だが、ここでVARが介入。前嶋のハンドの可能性があるとして、主審はオンフィールドレビューで確認し、ハンドにジャッジ変更。名古屋側にPKが与えられ、前島にはイエローカードが提示された。
【動画】ジャッジが変更された名古屋対福岡、39分のシーン
 6月11日に開催されたJ1第17節の名古屋対福岡で起きたこの事象を、『Jリーグジャッジリプレイ』がピックアップ。ノーハンドの判定から、一転してハンドでPK、さらにイエローカード。ゲスト出演した元日本代表の福西崇史氏が「かわいそう…」とこぼせば、坪井慶介氏も「っていう印象です」と同調する。

「よく見ると、先に手の甲か肘のあたりに当たって、それから肩に当たる状況ではあると思うんですけど。最初のところに当たらなくても、前島選手のどこかには当たっていたんだろうな、という部分と、不自然に手を上に高く上げたり、前に出したり、ではないのかな、と。自分の身体の範囲内ではあるのかなという気がするので、これはハンド…じゃないと僕は思っています」

 ジャッジ解説員の家本政明元国際審判員は見解を求められると、まず「2分半、かかるんですね。レフェリーがCKと判定されて、VARが入ってくるのに2分半、かかる。ちょっと長いかな」と語る。
 
 競技規則に照らし合わせれば「ハンドの反則と言えるだろうな」という考えで、イエローカードについては「シュートブロックに関しては、ほぼほぼオートマティックに警告の対象になる」と説明する。

 さらに、レフェリーのポジショニングにも言及しつつ、やはりVAR介入に至る"時間"が気になるようだ。

「オフサイドもないし、何に2分半かかったのかは、ちょっと分からない。VARが入るのって、パッと見て、『あ、ハンドだ!』と思って入る。僕は普通に見て、当たってコースが変わるので、2分半はいらないと思うんですよ。1分ぐらいで介入できたかなと思うんですけど、何に2分半かかっていたのかは気になりますかね。

 VARの介入は「問題ない」とし、「もっと早くできたっていう。2分半、仮に悩んだったのなら、それって、はっきりとした、明白な、って言えるの? っていうところかなと思いますね」と私見を述べた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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